デジタル印刷ビジネスと成功の法則 JAGATカンファレンス in JP　2012

今まで印刷業のキャッチフレーズは「大は小を兼ねる」だったが、これからは「小ができれば大など簡単」である。小ロットを数多くできることが、成功の法則なのだ。

印刷業界では500部以上であればオフセット印刷、500部以下ならデジタル印刷ということが一般的である。しかし、市場環境は大量印刷から小ロットの時代に変わってしまった。200部のジョブが100種類あることが増えてきたのである。これではオフセットでやろうとは誰も思わないだろう。

このような市場環境に適応するには、単にデジタル印刷機を導入するだけでなく、Web to Printを活用した営業や工務のIT化も必須となる。大ロットの印刷を安くするだけでは、ビジネスとして成り立たないのである。
本セミナーでは、多品種小ロットに積極的に取組む電通オンデマンドグラフィックと学校アルバムのデジタル印刷とフォトブックビジネスで業績を上げている博進堂に話を伺い、デジタル印刷成功の法則を探る。

株式会社電通オンデマンドグラフィック 　
オンデマンドプランニング部 部長
小野　裕二

日立精工を経て、1992年電通アクティス大阪（現電通テック関西支社）に入社。新聞広告の電子送稿フォーマット策定や雑誌広告基準カラー策定などに携わる。

2011年4月より電通オンデマンドグラフィック。グラフィックコーディネートセンターオンデマンドプランニング部長として、オンデマンドプロモーションを推進中。

株式会社博進堂　統括管理部
長井　伸裕（ながい・のぶひろ）

1984年博進堂入社。卒業アルバムの営業およびDTP制作業務を担当。2009年より制作・生産工程の進行管理を行う。
印刷機材メーカー・商社とアルバム編集ソフト「あるばむWeb編集教室」を共同開発。撮影から出力までのフルデジタル化を図り、お客様の満足度アップと短納期対応へ取り組む。