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毎日異なるDTPの作業を最善のルートでおこなうためには、機能の組み合わせと手順を頭に描いて実践にうつすことが重要である。
印刷会社のプリプレスはフルデジタル化が進み、現在ではDTPアプリケーションなしでは成り立たないほどその重要性は高まった。また、DTPを中心としたプリプレスは、効率的なワークフローはもちろん、新たなコンテンツ活用、多メディアへの展開が求められるようになった。
DTPアプリケーションは、テキストとグラフィックスとの強力な連携と、スピーディな処理、より高い生産性で効率的なワークフローを構築し、さらにWebとの融合を実現化させるソフトウェアが目立っている。
とくにInDesignは、紙への印刷だけではなく、これからのクロスメディアに対応できる人材の育成に欠かせないソフトとして認知されている。
そのような環境のなか、DTPアプリケーションの基本、機能を知らないとソフトの連携がうまくいかなかったり、遠回りの作業やミスの原因になることが多い。DTPの仕事は、一般の製造業とは異なり、毎日違う製品を作り続ける必要があるので、適格で柔軟な判断力が不可欠であり、正しいステップをいかに最短距離で完成できるかが重要である。
DTP作業は、10人いれば10通りの手法になることも多い。いろいろなルート、方法が存在するから変化があり奥深く面白くもある。しかし、遠回りしてよいのはアマチュアであり、プロとしてはDTPアプリケーションの機能、特性をいかしつつ、正確な作業を短時間におこなわなければならない。
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2月4日(木) 13:00~15:00