本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
2012年秋にアマゾンが国内でKindleストアおよび端末販売をスタートし、ユーザーは、今までアマゾンで本を買っていたのと同じような感覚で電子書籍を購入できるようになった。専用端末だけでなく、端末を選ばないKindleアプリ、使いやすいストアによるサービスによって、アマゾンの電子書籍ファンは急激な勢いで増えつつある。
また、「Kindle ダイレクト・パブリッシング (KDP)」という、アマゾンのストアで本(電子書籍)を出版、販売するためのサービスもスタートした。個人やコンテンツを持っている企業にとって、低コストでの出版が可能になり、アマゾンという巨大なプラットフォームで電子書籍を販売することができる。
読者から見ると、安価で手軽に興味深いコンテンツを楽しむことができる。
『限界集落(ギリギリ)温泉』などの作品を発表している漫画家の鈴木みそ氏は、KDPがスタートした早い段階で自力で著作を電子書籍化したひとりである。Twitterのフォロワー数を伸ばしつつKindleストアでランキング1位を取るなど売り上げを順調に伸ばし、結果的に紙の連載が増えるなど個人規模でビジネスとしてやっていける手応えを得ている。
また、アマゾンではオンデマンド出版にも対応している。インプレスが手掛ける出版ブランド「Next Publishing」では、従来型の出版モデルでは収益の面からむずかしかった専門領域の出版を、EPUB3による電子出版とオンデマンド出版を活用することで実現した。印刷本のオーダーが入ると、オンデマンドで印刷・製本をおこない、発送する。印刷・製本と発送は、アマゾンと三省堂のシステムを利用している。
本セミナーでは、アマゾン社にKindleストアおよびKDPの概要とアマゾンの電子フォーマットと注意点について解説していただく。
また、自作をKDPで出版する鈴木みそ氏、電子出版とオンデマンド印刷で新しい出版の仕組みづくりを目指すインプレスに話を伺う。
プラットフォームとしてのアマゾンの方向性、KDPを使うことによってどのような新しいビジネスの可能性があるかを考察する。
2013年06月10日(月) 14:00-17:00(受付開始:13:30より)
<会場>
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
一般/JAGAT会員:8,000円(税込)
クロスメディア研究会会員/テキスト&グラフィックス研究会会員:無料
<要項>
※お申込は、JAGAT Web会員の登録が必要です(無料)
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参加申し込み(ショッピングカートへ移動します。)
[有料]
一般/JAGAT会員はこちら
[無料]
クロスメディア研究会/テキスト&グラフィックス研究会会員はこちら
FAXからの参加お申込み
申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(クロスメディア研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)
■参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。
代わりの方のご出席をお願いします。
■
問い合わせ先
内容に関して
研究調査部 クロスメディア研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)
お申し込み及びお支払に関して
管理部 電話:03-5385-7185(直通)