iPadカタログの実ビジネス活用

カタログ・パンフレットを電子化することによるメリットや事例、今後のビジネス機会を知る。

iPadは低価格、高解像度のネットワーク機器として、個人で楽しむ以外にも学習ツールやデジタルサイネージ、デジタルカタログといった用途での利用が広がった。特にカタログやマニュアルのiPad化は、紙では実現が難しいログの取得やデータの一斉更新ができ、運用も手軽なことから導入する企業が増えている。たとえばANAでは、客室乗務員向けのマニュアルをiPad化することで軽量化や差し替えの手軽さ、教育効果向上を実現した。（→関連記事 ）

印刷業界にとっては顧客のビジネス支援として、紙を補完し、印刷物の延長として提案がしやすいiPadカタログは可能性がある分野である。そこで本セミナーでは、メディアプローブの渡辺泰氏にiPadのビジネス活用メリットや最新技術動向のエキスを語っていただく。渡辺氏はApple時代からDTPを実践し、その先にあるものを目指して独立したので、印刷業界のためのクロスメディア展開については非常に深い見識をお持ちだ。また、ウェディング業界で早くからiPadカタログに取り組んでいるノバレーゼ、ゲーム業界向けの要素技術をiPad営業ツールに応用し提供しているCRIミドルウェアの事例から今後のビジネス可能性を探る。

最近になって、Web展開や電子書籍（特に商印関連の電子カタログ展開）の質問が目立っている。オフ輪を中心にビジネス展開されてきた印刷会社からも、やっぱり電子カタログをやらないと紙の仕事も失ってしまうという切実な相談が多い。そんな状況を打開するきっかけになる話を聞けるはずである。

 

メディアプローブ株式会社
代表取締役
渡辺泰氏

iPad活用の最新事情
・スマートデバイス最新動向
・ネイティブアプリ vs HTML5
・ビジネスでの活用事例紹介
・CMS、MDMなど導入に必要なシステム

渡辺氏略歴：1984年日本アイ・ビー・エム（株）入社、グラフィック・ワークステーションやAIX日本語版の開発に携わる。マルチメディア事業部の立ち上げに参画後、1995年アップルコンピュータ（株）（現Apple Japan合同会社）に入社。QuickTimeやMac OS Xなど多くの製品を担当する傍ら、DTPやWebを中心としたDigital Publishing市場のマーケティングを担当。2000年に伊藤穰一と出会い（株）ネオテニーへ入社。2002年にメディアプローブ（株）を設立、代表取締役に就任。

株式会社ノバレーゼ
広報宣伝ディビジョン
野原和歌氏

ウェディング業界における、デジタルデバイス活用
・マーケティングを目的とした来館時のアンケート入力
・ADPSを使用した提案力・更新性の高いプレゼンテーション
・披露宴の打ち合わせツール
・教育やナレッジ共有におけるツール使用方法

株式会社ＣＲＩ・ミドルウェア
モバイル事業推進部　マネージャー
福田学氏
略歴：1997年CSK総合研究所(CRI)入社。SEGA-AM2を経てCRI・ミドルウェアに転籍。 セガサターンを始め、組み込み機器／ゲーム機器向けのツール・ミドルウェアの開発に従事。 モバイル・クラウドのトレンドにあわせ、ターゲット機をスマートフォン／タブレットにシフト。 2010年よりモバイル事業推進部が発足し、CLOUDIA×エンタープライズの展開に尽力。

iPadを活かした営業支援プレゼンツールのご紹介
2010年の秋、SIerとの情報交換をきっかけに、iPadを使ったツール開発の案が浮上。ゲーム業界で培ったエンタメ技術を、ある業界の営業支援に使いたいといった申し出でした。
当初、業務ユースに半信半疑ではありましたが、打ち合わせにより現実味を帯び、初期導入で現実となり、今日まで使い続けて頂いております。走りながらの開発改修ではありましたが、業務へのフィッティングや技術の専用化・汎用化、 コンテンツに期待されるモノ・コト等を共有し、ミライの事例を考えていきます。

PDF版の案内は
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