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2012年後半にはリーダー端末が出揃い、本格的な電子書籍配信サービスが開始され、売り上げも増加しているという。出版業界全般の動向とハースト婦人画報社のビジネス戦略の事例を知る。
アマゾンKindleや楽天koboなどが電子書籍端末と配信サービスを開始し、昨年後半に本格的な電子書籍配信サービスが開始され、出版社の電子書籍売上も増加しているという。しかし、紙の書籍以上にアマゾンのシェアが大きく、また、「価格訴求」以外のプロモーション手法が見つからないなど、新たな課題が見え始めている。
一方で、取次業界の売上第3位の大阪屋に、楽天が出資するというニュースが、出版業界を震撼させた。いよいよ日本の出版産業を支えてきた取次の再編が現実のものとなってきたのか。また出版物以外の商材の取り組みの動きなどを整理して、今後の出版業界の課題やビジネスモデルを展望する。
第一部では、文化通信社の星野氏から出版市場および電子書籍ビジネスにおける出版社の動き、デバイスの情報、取次や書店のモデルについて語っていただく。第二部では、ハースト婦人画報社の事例を紹介する。同社にとって紙とデジタルの融合に挑戦することは、もはや過去の話である。編集部・製作部はもちろん、デジタル部門、販売部門までが渾然一体となり、読者にマルチアングルでコンテンツを届ける、そのフローを聞く。また、後半には、コンテンツビジネスを軸とする同社の「360°戦略」の具体事例も紹介する。
2013年11月27日(水) 14:00~16:30(受付は13:30より)
14:00-15:10 「いよいよ始まった電子書籍と取次再編の波」
(1)アマゾンの力
(2)文化通信の出版社アンケートからみた電子書籍への対応
(3)電子書籍は何が売れているのか
(4)明文図書の廃業と楽天の大阪屋への出資報道
(5)「三位一体」から「三者三様」へ
星野氏略歴:日本出版学会理事・事務局長。出版流通、再販制度問題、電子出版、流通EDIなど、出版産業の変化を精力的に取材し続けている。共著に『オンライン書店の可能性を探る―書籍流通はどう変わるか』、『出版メディア入門』、『読書と図書館』など。
15:20-16:20 「ハースト婦人画報社にみる360°戦略」
出版ビジネス戦略について、紙+デジタルのコンテンツビジネス展開などハースト婦人画報の取り組みを紹介する。さらには、現状の課題と今後の展開、可能性などを語っていただく。
(1)コンテンツづくりとプロモーションを担う各部門の役割
(2)シームレスなコンテンツ・マネージメント・システム
(3)プリント校了データからデジタル配信へ
(4)ハースト婦人画報社360°戦略の具体例
松延氏略歴:1968年生まれ。愛知大学卒。インテリアメーカー株式会社サンゲツ勤務後、出版業界に転職。2004年、アシェット婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社。 男性誌・副編集長、女性誌・編集長などを経て、現在は製作部デジタルマガジン課 課長 兼 ハーパーズ バザー編集部マネージングエディターを務める。
<会場>
会場
公益社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
JAGAT会員・一般 15,750円
<要項>
※お申込は、JAGAT Web会員の登録が必要です(無料)
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参加申し込み(ショッピングカートへ移動します。)
[有料]
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【FAXでのお申込み】
こちらの申込書を出力して、FAX(03-3384-3216)にて申し込みください。
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■参加費振込先
参加費は、下記口座にセミナー開催日までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。 代わりの方のご出席をお願いします。
■問い合わせ先
内容に関して
プリンティング・マーケティング研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)
お申し込み及びお支払に関して
管理部 販売管理 電話:03-5385-7185(直通)