JAGAT Japan Association of Graphic arts Technology


本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

印刷物のデジタル化動向 ~電子おくすり手帳の状況と東洋大学が取り組むWeb広報

No.CM101530312

カタログが電子カタログに、ポスターがデジタルサイネージに変わったように、印刷物がデジタルメディアに置き換わっていく状況は今後も避けられない。それはさまざまな業界で起こっている。

製薬業界で起きているのが、調剤履歴を記録する「おくすり手帳」の電子化だ。最近はQRコードやICカードで履歴を記録し、スマートフォンアプリで管理する流れが進んでいる。今は紙とアプリを併用しているが、将来的にはアプリ単独で完結する可能性も高い。(→関連記事:電子化が進む「おくすり手帳」の状況と今後 )

大学業界で起きているのが、入試などの出願手続きのデジタル化だ。2014年度では、近畿大学、東洋大学、中京大学で実施された。入力コストが削減できるメリットに加え、東洋大学のように学生向け広報ツールをWebにシフトすることで、大学案内の印刷をすべてなくすなど思い切った取り組みがされている。

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東洋大学の受験生向けWebサイト。Webに統合することで、受験案内の印刷をすべてなくした。

今回は、それぞれの業界で起きているデジタル化の流れを聞く。なぜ別のメディアに替わったのか、メリットは何か、そして抱える課題は何か。それらを知ることで、次のビジネスへつながるヒントを得る。

(参考)Web出願最新動向(PDF・リクルート カレッジマネジメント)

開催日程・開催時間

2014年08月29日(金) 15:00~17:00(受付開始:14:30より)

詳細

おくすり手帳の電子化状況と今後
公益社団法人日本薬剤師会 常務理事 
田尻 泰典氏(15:00-15:50)

「お薬手帳は常に携帯してこそ意味がある」
手帳を見れば、薬剤師はその人の病状や既往症などを推し量り、服薬状況が確認でき薬の飲み合わせの事故を防げる。 2011年の東日本大震災時、避難先に「お薬手帳」を持って逃げた人は薬の服用歴や常用の薬がすぐに分かり、お薬手帳の有用性が注目された。一方で、「お薬手帳」を自宅に置いたままにしていた人も多かった。ところが、こうした人も携帯電話だけは持っていた。
そのような観点から、震災以降「スマホでお薬手帳を管理すれば携帯性が大いに高まるのではないか」。ここ2年ほどの間に電子化の動きが一気に広がり始めた。紙による「お薬手帳」と電子化された「お薬手帳」それぞれの優位点と今後について考えてみたい。

1)おくすり手帳の電子化の動き
2)紙とデジタル、それぞれの優位性
3)今後の展望

「紙からWebへ」その目的と今後の展開
東洋大学 入試部 部長 
加藤 建二氏(16:00-16:50)

1)大学入試マーケットの現状
2)TOYO WEB STYLEとは
3)TOYO WEB STYLE移行の背景
4)TOYO WEB STYLE移行後の状況
5)今後の展開

申込要項

<会場>

日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)


<参加費>

一般/JAGAT会員:10,800円(税込)
クロスメディア研究会会員:無料


<要項>

※お申込は、JAGAT Web会員の登録が必要です(無料)
新規Web会員登録はこちら

参加申し込み(ショッピングカートへ移動します。)

[有料] 一般/JAGAT会員はこちら
[無料] クロスメディア研究会会員はこちら

FAXからの参加お申込み

申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(クロスメディア研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)

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PDF版の案内は
こちらから
  • 口座名:(社)日本印刷技術協会
  • 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

 

■ 問い合わせ先
内容に関して
研究調査部 クロスメディア研究会担当   電話:03-3384-3113(直通)

お申し込み及びお支払に関して
管理部 電話:03-5385-7185(直通)

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