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財団法人デジタルコンテンツ協会(会長:大坪文雄 松下電器産業株式会社 代表取締役社長)は9月2日(火)に『デジタルコンテンツ白書2008』(監修:経済産業省 商務情報政策局)を発刊した。
2007年の 「コンテンツ産業の市場規模」 は13兆8,180億円 (前年比0.3%増)
産業団体・関連省庁等の公表値に基づいて推計した結果、2007年の市場規模は13兆8,180億円(前年比0.3%増)。「流通メディア別割合」の推移 をみると、パッケージ流通や拠点サービスによるコンテンツ流通の割合が徐々に減少する一方で、インターネットや携帯電話による流通の割合が僅かではあるが 増加の傾向にある。インターネット流通は少しずつではあるが右肩上がりになっており、コンテンツの流通メディアとして、パッケージソフトからインターネッ トや携帯電話への置換が進んでいるものとみられる。
コンテンツ産業全体の中で伸長が著しいのは、総じてインターネットや携帯電話などの新たなメディアで流通しているコンテンツ(デジタルコ ンテンツ)であり、インターネット広告やモバイル広告の高い伸びも付随する事象であるが、同時に、利用者に無料コンテンツを提供し、広告収入で収益を確保 するビジネスモデルが活発化している。