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富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市)は、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」上でソフトをダウンロードして購入するサービス「Wiiウェア」 向けのソフト『みんなのシアターWii』を、2008年12月に発売する。『みんなのシアターWii』は、映画やアニメなどの映像コンテンツをインター ネットを介してVOD配信を楽しむソフトで、映像コンテンツの配信事業も同社が行う。「Wiiウェア」でのVOD配信サービスは、同社が世界初の試みとな る。
『みんなのシアターWii』は、アニメや映画などの映像コンテンツを、VOD(ビデオ・オン・デマンド/見たいときに見たい映像が見られる)で楽しめるソフト。
動画再生プレーヤーは、家庭用通信回線でも快適に楽しめるよう『みんなのシアターWii』のために開発した「ULEXIT(ウレキサイト)」を搭載。Wiiを接続したテレビの大画面で、DVD画質レベルの映像の再生が可能。「ULEXIT」 は、同社がデジタルテレビやIPTV向けソフトウェア開発で培った技術を応用したもので、同社の定めたデジタル著作権管理方式を採用する映像配信設備に対 応している。「Wii」の各コンポーネントのパフォーマンスをフルに活かす設計となっており、ストリーミング方式でありながら、素早いレスポンスで快適な 映像を楽しめるとしている。
映像コンテンツは、未就学児から小学生とその親の世代が楽しめるアニメや子ども向け教育番組、映画など家族全員が楽しめるタイトルを中心にラインナップ。 今後、広くコンテンツホルダーに呼びかけ、「Wii」での新しい形のVOD市場拡大を図っていくとしている。コンテンツは、1本100~400 Wiiポイント(1Wiiポイント=1円)で提供する予定。