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視覚トリックのおもちゃの楽しさや立体視による臨場感など、人の意識を揺り動かす視覚の仕掛けに注目して、次世代のコンテンツを考える
今日、あらゆる情報がデジタル化した結果、より緻密なVisualizationができるようになった。映画のVFX、立体視、バーチャルリアリティなど、想像力の個人差を超えて誰でも一定以上のインパクトを与えることができるものが、アミューズメントの世界では起こったし、産業分野にもそういった技術は活かされるようになってきた。
さらに高度なVisualizationでリアルな表現がされていけば、感覚的なところもメディアで楽しめるようになる。感覚表現とか感覚のトリックという分野もコンテンツ作りの中で重要になるので、視覚の面白さを再認識すべきだろう。
このシンポジウムでは、視覚トリックのおもちゃの楽しさや、肉眼では見難いものがはっきり見えたときの驚き、立体視による臨場感など、人の意識を揺り動かす視覚の仕掛けに注目して、次世代のコンテンツを考える。
2009年09月01日(火) 13:00-18:00
ディスプレイの高画質・大画面化は家庭用テレビでも映画館並みの臨場感を生み出して来た。それに対して、次世代ディスプレイとして幾度と無く期待されて来た立体映像は、今夏の3D映画ラインアップにより映像技術として定着するかどうかが決まる。これら映像から感じられる心理的効果のプラス/マイナスを整理して、今後のディスプレイ展開を検討する。
[講師略歴]
東京工芸大学 名誉教授・東京眼鏡専門学校 校長
早稲田大学大学院理工学研究科応用物理学専攻博士課程修了(1969) 工学博士。日本放送協会放送科学基礎研究所、東京工芸大学工学部教授を経て、東京眼鏡専門学校校長、東京工芸大学名誉教授。立体映像産業推進協議会会長、3次元映像のフォーラム顧問、その他画像工学関連団体役職。
『首振りドラゴン』が YouTubeで人気を集めた2007年頃から、前後(奥行き方向)が反転する錯視図形の人気が再燃している。お面の内側の錯視については,『凹面顔錯視』という用語が日本では定着しつつあるようだが、雑誌などで見かける解説は断片的なものも多く、説明を十分尽くしているとは言えない。
講演では,ドラゴンに加え、『エイムズの回転台形窓』、立方体や自動車などの前後反転模型を提示しながら、19世紀の前半に鉱物学者ネッカーが反転図形を発見してからのいろいろな話題について解説する。
[講師略歴]
工学修士、博士(芸術工学)。東京工業大学 大学院 機械物理工学 修士課程終了(1975年)。キヤノン(株)入社後は中央研究所に所属、卒業研究から1990年までホログラフィ・回折光学の研究を担当。1990年以降、国際標準関係の業務を担当。現在は知的財産法務本部 標準・知的財産推進部所属。
千葉大学で「情報画像技術史」の講義を担当するほか、神戸芸術工科大学では視覚情報デザイン学科で「メディア技術史」を担当(1992-2006年)。3次元映像学会 設立発起人・幹事
「いままで誰も見たことのない映像を視聴者に」を合言葉に「アインシュタインの眼」はスタートした。スーパーカメラと称する最新鋭のカメラを駆使して、インパクトのある映像を撮影してきた。ハイスピードカメラなど、主だった機材とその映像を解説すると共に、私たちカメラマンの映像表現への取り組みを紹介する。
[講師略歴]
NHK放送技術局制作技術センター番組制作技術チーフカメラマン。北海道大学文学部(国語国文学専攻)卒業(1983)
同年NHK撮影部入局。以来、名古屋放送局と2度の札幌放送局勤務をはさんで一貫してロケ撮影を担当し、ドキュメンタリー番組の制作に従事している。
現在は主に「アインシュタインの眼」「ミラクルボディ」等の番組で特殊撮影に積極的に取り組んでいる。
[講師略歴]
東京電機大学工学部電気通信工学科卒業 NHK会長室ハイビジョン特別プロジェクト (株)国際メディア・コーポレーション統括部長 NHK放送技術局エグゼクティブエンジニア、技術主幹、専門委員を経て、 NHK退職後、女子美術大学芸術学教授就任(デザイン専攻メディアアート造形)
現在:大学院教授。デジタルコンテンツ協会評議員、デジタルサイネージ研究会委員長など、科学技術振興機構(JST) 領域アドバイザー
<会場>
社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
JAGAT会員/一般【特別料金】:1名 5,000円(税込)
<要項>
お申込みは、この申込書
を出力して必要事項をご記入のうえ、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
テキスト&グラフィックス研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。
参加費は下記口座にセミナー開催日の2日前までにお振り込み願います。なお,お申し込み後の取り消しはお受けできません。代わりの方のご出席をお願いします。
●内容に関して
テキスト&グラフィックス研究会 電話:03-3384-3113(直通)
●お申し込み及びお支払に関して
サービスサポートセンター 電話:03-5385-7185(直通)