【発注者のための】 もっと上手に紙を使う ~印刷物の目的からみた「紙」の効果 と事例
印刷物は、手にした時の「紙」の質感、色や手触りなども含めて設計します。みなさんが印刷物を作る時は、情報の受け手が、印刷物から「何かを感じ、行動おこしてくれる」ことを期待されます。期待に応えるには、「紙」が印刷物の価値をどのように左右し、さらには、情報価値にも影響を及ぼすかを考える必要があります。
印刷物を企画、デザイン、制作、発注する方にとっては、ターゲットに効果的な「適切な紙の選択」や「紙」の種類や適性・用途、また、「紙」のトレンドや話題を知ることが求められます。
今回のプリバリセミナーでは、「紙」の基本知識から使い方のノウハウに至るまでをご説明いたします。また、プリバリ印[イン]9月号でも「紙」について取り上げますので是非ご覧ください。
※印刷物を企画、制作、発注される業務に携わっている方は是非ご参加ください。
開催日程・開催時間
2009年08月31日(月) 14:00~16:00(受付は13:30より)
詳細
1.オリエンテーション
トレンドから見る紙の選択と問題点
(社)日本印刷技術協会 参事 相馬 謙一
【講師略歴】
1972年JAGAT入社。プリプレスの実技研修や調査などを経験。1981年以降は日本印刷産業連合会(JFPI)、各印刷関連工業組合などの調査事業で委員など歴任。1995年から日本印刷産業機械工業会ISO/TC130国内委員会委員。
近年は2004-2008年全日本印刷工業組合連合会・業態変革推進企画室委員など。JFPIのデジタルプレス調査研究委員会(2007年度/2008年度)受託などを担当、JAGATではCTP/JDF/デジタルプレス関連技術の企業への導入教育やパブリシティを企画。
2.印刷物の目的からみた「紙」の効果と事例
紙の製造工程の概略を理解すると、そこから巻取と平判、紙の単位、紙のサイズ、目、強さ等々の特性がわかります。それらは、印刷物やパッケージ、袋などに機能していくため、上手に紙を使うために必要な知識です。
さらに、用途により、どんな紙を使えば良いのか、使い手が求める機能面を説明し、新聞用紙、印刷用紙(塗工、非塗工)等の紙の品種分類とさまざまな種類のファインペーパーの意匠性や特長を紹介します。
また、紙の種類による印刷適性、それぞれの特徴を活かした印刷・加工方法を現物をもとに案内します。そして、最後に「紙と環境」についても検討いたします。
2-1.紙の基礎知識
紙の目、寸法、厚み、重さなど
2-2.紙ができるまで
パルプから加工、製品化までの流れ
2-3.印刷物による紙の選び方、と使われ方
例)販促物における紙の使い方など
2-4.紙と環境
例)再生紙、非木材紙、森林認証紙、無漂白パルプ紙、ミルクカールトン古紙 など
(株)竹尾 新事業開発室 マネージャー 古俣和宏氏
【講師略歴】
1962年(昭和37年)生まれ。1984年(昭和59年)、㈱竹尾入社。板橋支店、仕入部、印刷営業部等を経て仙台支店支店長となる。仙台で約6年間の業務を終え、今年6月より現職に就任。
【講演企業略歴】
1899年の創業以来、紙の専門商社として、特に紙自身に色や風合、模様そして感性豊かな素材感を施した高級特殊印刷用紙(ファインペーパー)の研究・開発・販売を通し社会に貢献してきたほか、国内外の製紙会社と連携して紙に先端技術を取り入れ、独自のオリジナル商品を生み出し、毎日デザイン賞、デザインエクセレントカンパニー賞を受賞するなどの高い評価を受けている。
1965年以来、毎年開催しているTAKEOペーパーショウは当社ならではのファンタスティックな内容と機能情報満載の展示会であり、各界から業界唯一の、また最大規模のイベントとして評価されている。
このペーパーショウでは素材である紙がさまざまな意匠を施され、別の次元に昇華した姿が織りなされる時空空間を演出している。
申込要項
<会場>
社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
一般:5,000円
プリバリ印[イン]購読者:無料
<要項>
参加費振込先
参加費は下記口座にセミナー開催日の2日前までにお振り込み願います。なお,お申し込み後の取り消しはお受けできません。代わりの方のご出席をお願いします。
- 口座名:(社)日本印刷技術協会
- 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430
お申込みは、この申込書
を出力して必要事項をご記入のうえ、 FAX(03-3384-3168)にてお申し込みください。
テキスト&グラフィックス研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。
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