本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
※急成長するデジタル画像制作サービスに取り組むための技術とビジネス
既に大手印刷では、得意先の設計用CADデータを利用し写真画像を合成する3DCG技術によって、写真撮影を省略するビジネスを進めている。
代表的なものが自動車メーカーで、新車開発中のモックアップ製作やロケを省くことで、大幅なコスト削減や準備期間の短縮を実現している。自動車関連だけでなく、住宅・不動産、家電や機械、日用品の分野でも、同様にCADデータを加工して写真画像を合成し、利用する動きが広がりつつある。
しかし、このような3DCG技術やノウハウ・設備を持つ制作・印刷会社はごく少数であり、すべての顧客の要求に対応出来ているとは言えない。むしろ、大多数の顧客は3DCG技術の高品質さや導入効果について提案を受けたこともなく、理解もしていない状況である。
新しいグラフィックビジネスとしてこれらの分野に取り組むには、新技術導入はもちろん、新規顧客開拓や人材育成が不可欠となる。
今回は、3DCGによるデジタル画像制作のビジネス開発、および広告写真制作を個別に取り上げ、実践的なセミナーとして開催する。
■11/6(金)10:00-12:00「3DCG(デジタル画像製作)のビジネス開発」
■11/6(金)14:00-16:00「3DCGによる広告写真制作」
■「3DCG(デジタル画像製作)のビジネス開発」
本セミナーでは、3DCG制作サービスを実施し、新規ビジネスとして成功させるには何が重要か、その方法、ノウハウ、ポイントを理解する。
また、3DCG制作業務に必要な設備は、規模と目的に応じて準備すべきである。将来、大規模に拡大するのか、状況に応じて柔軟に規模を変えるのか、大きくせず他の制作部署の一部として扱うのか。本セミナーでは規模ごとに最適なハードとソフトを紹介する。
新たに3DCG制作業務を受注するには、営業面においても特別な知識や手法が求められる。メーカーの仕事の流れと3DCG導入のメリット、CADデータの取得方法、3DCG制作工程に関する理解、動画やWeb制作など3DCGのマルチ展開などを理解することが必要だ。これらの知識をまとめた【営業キット】を利用し、講師による営業実演を見て、そのポイントと手法を理解する。また3DCG制作業務開始後、必ず問題となる「CADデータの取得方法」についても詳しく見ていく。
既に3DCG制作業務を開始している制作会社に追いつき、追い越すには、制作力の強化が欠かせない。制作対象を理解することや、競合他社に差をつける「サービス品質向上」ポイントを理解する。
3DCG制作業務の人材は、新規採用か既存社員の育成によってまかなう。その際のポイントについても、触れていく。
新たに3DCG制作業務に進出し、成功するためのビジネス開発を目的としたセミナーである。
●構成と内容
1:導入方法(設備)
・規模に応じた【損をしない導入計画】
・ハードウェア、ソフトウェア選びのポイント(詳細)
2:営業
・CADデータの取得方法
・営業方法【営業キット】を利用した営業実演
3:制作
・制作の概略
・競合と差をつける【サービス品質向上】のポイント
・採用または育成のポイント
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■「3DCGによる広告写真制作」
デザインビジュアライゼーション業界で最も利用されているソフトウェア、Autodesk社の 3ds Max を使って3DCGによる写真制作を講師が実演し、一連の制作の流れを見ながら3DCG広告写真制作の基礎を理解する。
3DCGで高品質な広告写真を制作するには「3DCG制作力」と「広告制作力」の両方の要素が必要となる。本講座では「フォトリアル(写真のような)」と呼ばれる高品質でリアルな3DCGを制作することを目指し、カメラマンのライティングノウハウや考え方を3DCGに取り入れ、魅力的な写真を制作する手法を学ぶ。
クリエイターを始め、営業、進行管理の方など3DCGビジネスに関わる方、これから導入する方にとって必見の内容である。
セミナー冒頭で「3DCG用語解説」をおこない、3DCGに関する理解を深める。教材としてPERCH「D-Vizトレーニングツール」を使用する。
※受講者特典として「D-Vizトレーニングツール(ビデオ+小冊子)」 (通常価格¥21000)が付属します。セミナー受講後もツールを使った継続的な学習が可能です。
●構成と内容
1:3DCGフォト制作に必要なAutodesk 3ds Maxの機能を絞り込む
2:コンセプトを明確にする
3:レンズ選び
・コンセプトに合わせた選び方(心理的効果)
・写真の使用用途に合わせた選び方(形状表現)
4:アングルハンティング
5:ライティング:3ds Maxを使ってCGソフトで実際のスタジオ撮影を再現していきます
・メインライト(キーライト)
・サブライト(フィルライト)
・アクセントライト(リムライト、キッカーなど)
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株式会社パーチ 長尾 健作氏
※大手画像制作会社アマナにて、デジタル化推進、ビジュアライゼーション事業の立上げを担当。2008より独立し、ビジュアライゼーション事業のサポート・コンサルティング業務を行っている。
<会場>
社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
■「3DCGのビジネス開発」 :T&G研究会 8,000円/JAGAT会員 12,000円/一般 15,000円
■「3DCGで作る広告写真講座」:T&G研究会 15,000円/JAGAT会員 18,000円/一般 20,000円
(※すべて税込)
<要項>
■Webからの参加申し込み(ショッピングカート方式):
「3DCGのビジネス開発」
JAGAT会員はこちら
一般はこちら
「3DCGで作る広告写真講座」
JAGAT会員はこちら
一般はこちら
※お申込は、JAGAT Web会員の登録が必要です(無料)
新規Web会員登録はこちら
参加費振込先
参加費は下記口座にセミナー開催日の2日前までにお振り込み願います。なお,お申し込み後の取り消しはお受けできません。代わりの方のご出席をお願いします。
お申込みは、以下の申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
●「3DCG(デジタル画像製作)のビジネス開発」:申込書
●「3DCGによる広告写真の制作」:申込書
テキスト&グラフィックス研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。
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テキスト&グラフィックス研究会 電話:03-3384-3113(直通)
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