ワールドインポートマート5F
2月8日(金)
15:15-17:15 PM2  印刷会社の地域活性ビジネス2013〜地域コンテンツを活かして印刷需要を創造〜 17,000円
(当日申込み価格)
新しい印刷需要を創造する効果的な手段として地域活性ビジネスに参入する印刷会社が増えている。その中でも特に効果をあげているのが「キャラクター」などコンテンツを使ったビジネスだ。このセッションでは、1社2団体の事例と最新の調査結果から、地域ビジネスのノウハウや失敗例と成功例、印刷需要を生み出すポイントなどについて考察する。
地域の課題を解決することで地域貢献を果たし、同時に新しい印刷需要を創造するとして注目が集まっているのが「地域活性ビジネス」だ。2012年末に行った印刷会社へのアンケートでも7割以上の会社が「取り組んでいる」と回答している。

埼玉・深谷市のたつみ印刷(株)は、2012年のゆるキャラグランプリで5位となった深谷市のゆるキャラ「ふっかちゃん」を応援するプロジェクト「I LOVE FUKKA-CAN」を立ち上げた。様々なグッズへと展開してふっかちゃんを訴求するとともに、地元深谷市のPR活動を行いながら地域活性に取り組んでいる。


・深谷市のゆるキャラ「ふっかちゃん」

東京・高田馬場に本部を置くアトム通貨実行委員会(全国11支部)は、手塚治虫氏の理念を基に作られた地域通貨「アトム通貨」を使った地域活性事業を行っている。地元商店街で通貨が利用できるため商店街活性化を促し、地域ブランドの創出にも一役買うなど、様々な活用方法で注目を集めている。


・全国展開を始めた第六期(2009年)のイベントで配布された地域通貨“馬力”

埼玉・秩父市の秩父アニメツーリズム実行委員会は、秩父を舞台にしたTVアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(フジテレビ)を活用し、全国からファンを誘客している。地域限定イベントの開催、聖地巡礼マップやノベルティの作成・配布などを行い、2011年4月から同年10月までで、約3.2億の経済効果、8万人強の観光客誘客に成功している。


・秩父市で作成された「あの花。」関連の印刷物

以上の1社2団体に、
・地域の特徴と課題
・地域活性に取り組むようになった経緯
・これまでに手掛けた活動の具体例
・現在の状況と今後手掛けたい活動
などを聞きながら、地域ビジネスのノウハウや印刷需要を生み出す取り組み実例、ビジネスの採算性などを考察し、成功する地域ビジネスモデルを浮かび上がらせる。

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「地域ビジネスにおける印刷会社の可能性」

スピーカー:新 道行   たつみ印刷 専務取締役
1974年生まれ38歳。埼玉県立熊谷高校、メアリマウントカレッジ卒業後鹿児島の渕上印刷にて2年半ほど研修。2000年にたつみ印刷に戻り現在に至る。
スピーカー:石渡 正人   アトム通貨実行委員会本部 副会長、手塚プロダクション クリエイティブ部 部長 
1961年生まれ。手塚プロダクションに入社して11年目。手塚治虫の「マンガ」「アニメ」「キャラクター」を使った商品化や企業広告、出版、イベントなどのクリエイティブワークに携わっている。手塚治虫のメッセージを伝え、そのメッセージを元に十年後、二十年後に広がる活動がしたいと考え、地域通貨「アトム通貨」の活動を始める。
スピーカー:中島 学   秩父アニメツーリズム実行委員会 事務局、秩父市産業観光部観光課 
1972年埼玉県秩父市生まれ、1991年より秩父市役所に勤務、2010年観光課に配属。
2010年4月放送のアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(フジテレビ)は、秩父が舞台となっており、放送開始より全国からファンが聖地巡礼に訪れている。
モデレータ:藤井建人   JAGAT 研究調査部 シニアリサーチャー
1995年から出版流通グループで経営企画に従事。経営陣への助言業務、経営計画策定、企業評価、M&Aなどに従事。 2003年からJAGATで印刷の産業やビジネスの調査研究に従事。著書に「印刷産業経営動向調査」、「印刷白書」ほか。2009年から全印工連「業態変 革推進企画室」委員、2010年から全印工連「印刷産業戦略デザイン室」委員など。