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クロスメディアエキスパート認証試験合格者インタビュー その2

株式会社精興社 生産管理部管理第一課 大谷 誠一氏

大谷氏は1992年に大学を卒業し、同年精興社に入社。営業部に配属されて、出版社を担当し、絵本など多色の書籍の仕事を経験。2000年4月から現在の生産管理部に異動。JAGAT認証DTPエキスパート。初級システムアドミニストレーター。

―クロスメディアエキスパート試験を受けるきっかけはどのようなことだったのでしょうか?

大谷 当社はプライバシーマーク取得に取り組んでいますが、現在、この実務関連の仕事と、「SCALAB(スカラボ)」というワンソースマルチユースによる新たな事業展開におけるサーバの運用管理の仕事などを行っています。昨年秋に、この「SCALAB」運用委員会の仕事に関わることになり、デジタルコンテンツのクロスメディア展開を考えていくことは避けて通れないと思いまして、そのために役立つ知識を勉強しようと、クロスメディアエキスパート認証を取得しようと思いました。

―「SCALAB」はクロスメディアビジネスへの取り組みになるのですか?

大谷 当社にある、これまでにさまざまな組版システムで作成された在版データや新刊データを標準化・体系化し、また、これまでのフィルムデータもデジタル化してコンテンツデータ管理をすることで、クロスメディアによる新たな事業展開をしていきたいということがあります。そのためのシステムを、「SCALAB」と名付けて運用しています。

―試験を受けるに当たってはどのような勉強を行いましたか?

大谷 第1回目の試験なので、どのような問題がどのようなレベルで出るのかが分からなかったので、まずは参考図書を読むことから始めました。その後、JAGATのセミナーに出席した時に、JAGAT通信教育にクロスメディアパブリッシング講座があることを知り、その内容が試験のカリキュラムとかなり重なる部分があることが分かり、これを受けて勉強しました。
また、初級システムアドミニストレーターの資格をもっていますが、この時勉強した知識も役立ったと思います。

―試験を受けての印象はどうでしょうか?

大谷 実は、今までの印刷業界からは連想しにくいような、意表を突かれたような人が周りには多かったようですし、私もちょっとびっくりしました。

―どのような点でそう感じたのですか?

大谷 思っていたほど印刷関係の知識が出なくて、マーケティング関連の知識が必要になる問題が多かったかなという印象です。そういう意味では、どちらかと言うと技術的問題が多く出題されるDTPエキスパートと、クロスメディアエキスパートとの違いを感じました。
論述問題については、JAGATがPAGE2006で配っていたデジタルメディアのソリューション提案の小冊子を見ていたので、だいたいこんな感じかなと予想していました。学科試験ほど意外な感じは受けずにむしろ予想どおりということで、けっこう余裕をもって解答できました。

―大谷さんは普段から企画書や提案書のようなものは、よく書くことはあるのですか?

大谷 営業を離れてから書く機会はあまりないですね。ですから、論述問題のほうは、ちょっとどうしようかと思っていましたら、自分のブログで試験について触れたところ、それを読んだネット関係の知り合いが―この方はJAGATでソリューション関係の実習セミナーを受講しているのですが―、その時に実習したことをアドバイスしてくれたり、論文の添削をしてくれたりしました。それでかなり助かりました。

―この資格を今後どのように仕事に生かしていきたいですか?

大谷 現在の業務に直接にすぐ生かせるのかどうかは、まだ分かりません。ただ、これまで印刷業界は製造業でも特殊なものとの認識があったように思いますが、これからは他業界の良いところをどんどん取り入れて変わっていく必要があると考えています。
そのために必要になる知識がこの試験にはあると思います。その意味で、変革していくために、その知識を活用できるように努力していきたいと思います。

『プリンターズサークル7月号』より


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