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RGBデータ入稿の現状と課題

 印刷用原稿としてデジタルカメラによるRGB画像データの入稿が増加した。印刷に適したデータ作成は、従来プロラボや印刷会社によって現像や入力時の色補正が行われ一定品質を保っていたが、カメラマンによるデジタル画像が直接入稿されるようになり、その役割も重要になっている。



 デジタルカメラ撮影を中心としたRGBデータは、幅広いカラーコントロールが可能である。印刷会社に適したCMYKが得られやすく、ワンソースマルチユース等メリットが数多い。RGBとCMYKデータの大きな違いは、スミ版の有無という点であり、RGBデータの処理は、慣れることにより容易になるだろう。
 また、RAWデータは、画像の劣化がなく撮影後の調整により好みの画像を作りやすく、画像を資産として活用できる。しかし、RAWデータによる入稿は、ページレイアウトを貼り直したり、どのような色で出したかったのかを類推するしかないなど、印刷会社への負担が大きく薦められない点が多いという。

(概要はJagat Info 2006年8月号,詳細報告はテキスト&グラフィックス研究会会報 Text & Graphics No.248に掲載しています)

(テキスト&グラフィックス研究会)

2006/10/21 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会