本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

各地の声(2006.9)



茨城:商業
市街地の商店街から離れた郊外に、また新たな大型の食品スーパーがオープンしました。生鮮や流通業界もかなり厳しい競争が続いているようです。人が動くことによって、地域経済が活性化してくれることを願っています。

東京:出版
得意先の出版が元気なので、8ヵ月経過で対前年比114%と好調ですが、利益の増加率は売上の伸びを下回っています。自助努力でなく、得意先がプラスなのでつられているだけです。8年ぶりに売上低下が止まりました。いつまで続くやら、早く他力本願でない会社にしたいと思っています。

愛知:商業
この2ヵ月、売上高・受注件数とも前年対比で低調な推移になっています。年末を控えた需要の盛り上がりに期待しています。

和歌山:商業,事務
当地においても電子入札制度がスタートしました。顔の見えない入札・落札によって、価格がさらに下落する危惧を抱いています。12月決算に向け、残り3ヵ月が鍵を握っています。がんばります。

岐阜:商業
用紙が5%程度値上がったうえに、ガス代も値上がってきました。インキも上がってきましたので、印刷手法を工夫しながら使用量を減らす努力をしています。年末の仕事量は平年以上を期待できそうですが、なにぶん単価が落ちています。MISを導入してみましたが、運用精度があがらないので、システムの専門者を入れる予定です。

徳島:出版
全体の印刷物が減っていて、単価もロットも小さくなってきています。過当競争でもあり、用紙代にもならないのでは、というような落札も見受けられます。しかしながら、近年は近隣の印刷会社の倒産等を聞いていないのは何よりです。売上の最悪はおととしで、仕事量は何とか下げ止まりかもしれませんが、版数が増えているので利益が追いついてこない状況です。新しい試みとして、5社で広告代理店のような機能を持った協同組合を設立しました。自社の仕事が最優先になりがちで手が回り切らない部分もありますが、業態変革を視野に入れた取り組みも必要と思います。

山口:商業
印刷業全体の発注量が少ないように思います。10年前は生原稿が95%でしたが、現在は生原稿8%、データ入稿78%、データ持込が12%になっています。(ここでの生原稿とは入力から始めるものを指しています。)

沖縄:商業
近年にない厳しさが続いています。売上高が必要経費に満たない月もあるほどです。売り上げ不振に尽きることではありますが、打つ手がないのか、早急の対策に迫られています。

(「2006年9月度 印刷業毎月観測アンケート」より)

2006/12/14 00:00:00


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