本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

印刷関連市場、資材統計から見る景況

市場動向

9月の書籍雑誌推定販売金額前年比は0.8%増の微増であった。6月以降4ヶ月ぶりに前年を上回った。書籍は順調で3.9%増であったが。「書籍の送品は大型店の開店が相次ぎ、開店用の出荷が増えている要因もあり、書店店頭の実勢と捉えることはできないようだ」(出版月報2006年10月号)という。雑誌は、週刊誌が▲8.5%と7月(▲13.9%)に続いて大幅なマイナスになり、全体として▲1.7%であった。2006年、書籍の返品率は改善しつつある。

9月の広告業売上前年比は▲2.6%と3ヶ月ぶりで前年を下回った。マス4媒体は全て前年割れで▲5.6%となり、全体の足を引っ張った。好調だったのは交通広告で10.0%増と大幅に伸びた。8月は▲3.4%だったが、何らかの特殊事情があったためのようで、それを除くと13ヵ月連続で前年を上回っている。屋外広告は、7月、8月は前年を上回ったが、9月は再び▲28.4%と大きく落ち込んだ。折込・ダイレクトメールは0.2%増の前年並みで安定な動きで推移している。

仕事の状況

9月の一般インキの出荷販売量前年比は1.0%増で、3ヶ月連続で前年を上回った。9月は、今までの各月とは大きく異なり、平版インキが▲0.3%とわずかながら前年を下回る一方、樹脂凸版インキ(3.7%増)、金属印刷インキ(5.4%増)、グラビアインキ(1.2%増)と他のインキがすべて前年を上回った。特にグラビアインキの出荷販売量は平版インキに匹敵する多さなので、このプラスが平版のマイナスを補っている。平版インキは、相変わらず不安定な動きで推移している。

9月の印刷・情報用紙の国内出荷高前年比は1.0%増であった。印刷用紙では 、塗工紙がコート紙(5.4%増)、軽量コート紙(5.3%増)、その他塗工紙(3.1%増)と好調で、アート紙は▲8.5%と大幅な前年割れになったが全体としては、5.0%増であった。微塗工紙は▲2.3%と振るわなかった。非塗工紙全体は▲3.7%であった。上級紙は1.4%増と順調だったが、中級紙が▲14.3%と大きく落ち込むとともに、下級紙、薄葉紙も前年割れだったからだ。情報用紙全体は▲0.3%で前年並み。

2007/02/25 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会