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印刷関連市場、資材統計から見る景況

主要印刷市場および製版印刷材料の出荷販売量から見る2007年1月の景況報告。


市場動向

1月の書籍雑誌推定販売金額前年比は3.3%減で4カ月連続の前年割れになった。雑誌が相変わらず悪く5.2%減であった。1月は月刊誌が6.9%減と大きく落ち込んだ点が注目される。返品率は上昇し、1月は書籍並みの高さになった。書籍は、小幅ながらも前年割れになった。しかし、販売部数前年比は4.0%増と伸びているから、販売金額のマイナスは廉価本が売れているからということになる。売れ筋は、ケイタイ小説、メディアミックスの文庫本、教養新書など1000円以下の本である。

1月の広告業売上前年比は0.6%増で、12月(0.8%増)に次いで前年を上回った。マス4媒体は相変わらず不振(1.1%減)。テレビは12月に次いで2カ月連続で前年を上回ったが、新聞の落ち込み(4.6%減)で帳消しになり、雑誌(13.4%減)、ラジオ(6.3%減)が足を引っ張った。SP関係では、2006年好調だった交通広告が1月も7.5%増と大きく伸びた。折込・ダイレクトメール(1.2%増)も順調。インターネット広告は20.8%増である。逆に屋外広告は14.5%減と大きく落ち込んだ。

仕事の状況

1月の一般インキの出荷販売量前年比は2.4%減であった。2006年6月以来半年振りの前年割れである。2006年は、上期の1.1%減が下期には1.5%増と後半回復してきたが、2007年年初から出鼻をくじかれた。シェア1位の平版インキは1.0%増と順調に伸びたが、シェア2位のグラビアインキが4.4%減と大きく前年を下回ったからである。長期低迷にあった金属印刷インキは2006年秋以降時々前年を上回るようになり、1月も1.8%増であった。樹脂凸版インキは3.5%減である。

1月の印刷・情報用紙の出荷販売量前年比は1.8%増であった。1月は微塗工紙が7.4%減と大きく前年を下回った点が注目される。伸び率鈍化傾向は続いている。非塗工紙は、12月に続いて4種のすべてが前年を上回り、全体としては2.6%増になった。塗工紙は、主力のコート紙、軽量コート紙がそれぞれ3.8%増、6.4%増と大きく伸びたため、全体としても4.6%増と好調であった。1月は、フォーム用紙も久しぶりに伸びた。紙器関連用紙は8カ月連続の前年割れ(1.1%減)。

(「JAGAT info2007年5月号」より)

2007/05/27 00:00:00


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