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印刷関連市場、資材統計から見る景況

主要印刷市場および製版印刷材料の出荷販売量から見る2007年2月の景況報告。


市場動向

2月の書籍雑誌推定販売金額前年比は5.2%減で4カ月連続の前年割れになった。書籍が2カ月連続マイナスの5.6%減と大幅な落ち込みになった。
ただし、販売部数は1.1%増になっており、売れ筋が廉価本である状況が続いている。ケータイ小説、メディアミックスの文庫本、教養新書の好調が続いている。雑誌が相変わらず悪く4.9%減であった。2006年からは、月刊誌のマイナス幅が広がってきている。逆に週刊誌は1月、2月前年を上回った。創刊の効果で、既存週刊誌は前年割れという。

2月の広告業売上前年比は0.6%減で再び前年割れになった。新聞、雑誌が、それぞれ11.7%減、12.8%減と2桁の前年割れとなるとともに、テレビも12月、1月のプラスから一転、2.0%減になった。不安定な動きの最大要因である。安定しているのが交通広告で、2月も3.9%増と順調に伸び、昨年9月以降6カ月連続で前年を上回った。インターネット広告は、1月、2月、それぞれ13.1%増、21.7%増と大きく伸びている。もう一つ2月にプラスになったのがSP・PR・催事企画(6.5%増)である。

仕事の状況

2月の一般インキの出荷販売量前年比は1.6%減で1月に続いての前年割れになった。主力の平版インキは2.3%増と順調に伸びたが、もう一つシェアの大きいグラビアインキが4.2%減と大きく落ち込んだからである。1月、2月のマイナスは、いずれもグラビアインキの不振によるものである。
中小印刷業にとって重要な平版インキは、2006年10月以降安定して順調な伸びが続いている。この5カ月の平均伸び率は2.6%であった。樹脂凸版インキは1.7%増、金属印刷インキは3.0%減であった。

2月の印刷・情報用紙の出荷販売量前年比は0.6%増であった。このところ、大きな伸びはないが安定した推移になっている。品種ごとに月によるプラス・マイナスの変動はあるが、シェアの半分を占める塗工紙が順調に伸びているからである。
2月の塗工紙は2.3%増だったが、内容としてはコート紙が4.1%増で大きく伸びた。微塗工紙は1月に次いで前年を下回った。非塗工紙は、1月から一転してすべての品種が前年割れで、全体としては2.1%減になった。

(「JAGAT info 2007年6月号」より)

2007/06/26 00:00:00


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