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さらなる生産効率のアップを狙った機械が登場

究極に近づく枚葉印刷機

枚葉機では生産性アップ、コスト削減を図るために各社からさまざまなツールが開発されている。刷版をユニットに置いておくだけで、前の仕事が終わると次の仕事の一連の立ち上げ作業を自動で行い、続々と仕事を替えた印刷をほとんど自動運転する印刷機が登場した。

練りローラが1本の新しいインキング機構

生産性アップ、コスト削減を図るためのひとつとして新しいインキング機構が発表された。通常、インキ元ローラの下に15〜16本の練りローラと着けローラがある。新しい機構ではローラが1本である。その下の版胴・ブランケット・圧胴・トランスファーは従来と変わっていない。

元ローラはアニロックスローラを使っておりツボキーがないキーレスインキング機構になっている。 ロット数ではロングランにも対応できるが、ショートランに向いており、主に100部前後から5,000部前後を得意とする。

枚葉機のダイレクトドライブ

オフ輪では確立されたている技術だが、枚葉機でもダイレクトドライブ搭載の機械が登場した。

ダイレクトドライブは、ひとつのユニットを単独駆動させ、インキローラ・版胴を機械本体と異なるスピードで回転させることが可能だ。 ダイレクトドライブのメリットは、準備時間の大幅な短縮による稼働率アップだ。標準的な印刷機の準備時間では、ブラケット・圧胴洗浄・版交換で約10分かかる。  ダイレクトドライブは約1分で版交換を終了させ、同時にブランケット、圧胴洗浄も行うので作業を約4分で終了させることができる。

オフ輪技術開発の欧米との違い

小ロット化は世界的な傾向である。オフ輪の場合、小ロット対応の技術はシャフトレスドライブだ。各機械メーカーは小ロットに対応した技術を出してきている。 日本のオフ輪は切替時間の短縮、手間の極小化に重点が置かれているのに対して、欧米は切替回数の極小化に重点が置かれている。

選択肢が増えたフィニッシング機構

付加価値向上のための特殊折り加工は、プレフォルダーやインライン・フィニッシング、オフライン・フィニッシングなどがある。 最近では折機の切替をなくし、シート出しして後で加工するオフライン・フィニッシングを実現する周辺装置の技術開発が進んでいる。

一方、枚葉機でもロールフィーダーが発表されている。これは、サーボ技術の発達と両面機が出てきて実用的になってきた。 シーター付きオフ輪とロールフィーダー両面機ではドライヤーがあるか無いかの違いで、印刷して出てくるものは同じである。この棲み分けがこれからどうなっていくか注目される。

オフ輪の融合化

従来、商業オフ輪と新聞輪転は明確に領域が分かれていたが、最近は新聞オフ輪の品質が上がりセミコマーシャルの領域が確立されつつある。したがって、これらの融合が始まっているといえる。

出典:JAGAT 発行「2007-2008 グラフィックアーツ機材インデックス」 工程別・印刷関連機材総覧

(2007年9月)

2007/09/07 00:00:00


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