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課題は山積み、少しずつベースを作り本物のプロを目指す

◆渡部光香

 

「よし!!DTPエキスパート受けるで!!!」と私が決意したのは、入社後の東京研修が終わって大阪に戻って来た2006年5月のとある休日。私は印刷会社の営業になりたてホヤホヤでした。

実はDTPエキスパート認証試験を知ったのはもうちょっとさかのぼります。入社目前の大学4年の2月。PAGE2006を訪れた時です。入社直前、何の勉強をしたらいいのか、ヤキモキしていた私に届いたのは会社からのPAGEの案内状でした。何の展示会かも特に分からず夜行バスで上京。そこで私を待っていたのは未知の世界でした。「どうしよ、どうしよ、全く分からんやん!こんな世界なん?!」と焦った私が手にしていたのは、DTPエキスパートの試験案内。「これや!!」

@魅了されて飛び込んだ印刷業界。どうせなら執着したい、自分のモチベーションを上げたい。A現場の人と同じレベルまではいかなくとも少しでも近付いて、話せるようになりたい。B業界を立体的に見れるようになって、この先何を勉強していくべきかを知りたい。Cあこがれの先輩に追い付く!
以上が私の志です。

8月の試験に向けて猛勉強が始まりました。
「DTPエキスパート試験スーパーカリキュラム」をベースに、語句の意味を覚える→理解する。知識は皆無の状態からの勉強でしたので、何度も何度も行き詰まり、また、通勤電車内、朝勉、夜勉と計画を立て勉強するものの、ペースも悪く、焦燥感が襲ってきては落ち込む……。
そんな私に声を掛けてくれたのは同じ会社のDTPエキスパート資格者の先輩でした。「君はゼロからのスタートなんだから、まず受かる勉強をしなさい。そして、受かってからが本当のスタートになるんだよ」。アドバイスを頂き、ふっ切れた私がいました。『DTPエキスパート試験完全対策問題集』の問題を解く時間を圧倒的に増やし、過去問100%をクリア→疑問点を解決という繰り返し……。問題を繰り返すことによって、蓄積された情報が思いも掛けないところでくもの糸のようにつながって理解に至る、そんな感じで勉強も楽しくなり、ペースもグッとUPしたのでした。

合格者リスト上で自分の名前を見つけた時のうれしさは、言葉では表現できないものです。お世話になった先輩にすぐ電話して、「ありました!ありました!名前ありました!」。
営業として実務の上で100%生かせているとは言い切る自信はありませんが、勉強してよかった!というのは自信をもって言えます。私の中に少しずつベースは整いつつあります。後は実務の上で力を付けていきます。今は商品パッケージデザイン、パンフレット、売り場展開(什器など)、ノベルティ、Web展開、映像などさまざまなことに携わる機会があり、さらに勉強中です。

私には目標があります。お客様の高い要望や、微妙なニュアンスなどをしっかり現場に伝えることのできるプロになることです。「指示はラブレターを綴るのと同じように」という言葉を聞いて衝撃を受けて以来、これが私の目標です。ラブレターのプロになるんです!!!

株式会社大成美術印刷所は55年の歴史があります。紙ベースにこだわることなく、Web・映像・印刷といったメディアをクロスさせたツール展開をするという新しい試みから、新たにグループ会社として昨年「エックスデザイン株式会社」を設立しました。それぞれの分野でのプロフェッショナルが集い、株式会社大成美術印刷所は印刷のプロ集団の位置にいます。そんな中で自分は何をすべきか??何ができるのか??これから課題は山積みですが、入社2年目、日々ハングリーに進んでいきたいですね、もちろん遊びにも力入れていきます!!

(『プリンターズサークル』2007年10月号より)

2007/10/17 00:00:00


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