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各地の声(2007年7月)

原材料価格が上昇する一方、売値は思うようにならない。例年より売上高は悪くないとしても経営的な厳しさが増している。人材や設備に投資したり、他社との差別化を模索したりする動きが見られる。




茨城:商業、出版、事務
社員の入退社が続いた。退社理由に残業の少ない(?)産業廃棄物運搬業への転職があった。職業環境、個人の価値、家族環境のそれぞれに変化はあるが、長年に渡って築いていた技能が他産業に流れること、またその技能が少しも生かされないことに寂しさを感じた。

茨城:商業
原油が高騰し、インキ・印刷用紙が値上げになったが、激しい価格競争はいまだに止まる様子が見えません。家電や流通関連も同じで、まだまだ物は安いが消費はそれほど伸びていないようです。早く印刷料金が安定してくれると良いのですが。

東京:出版
当社は小さいながらも、川上の入力部門から、最終工程の製本部門までが都心部の自社ビル内にあるため、得意先がよく新人研修に使ってくださる。こういった顧客オリエンテッドな便利さ、ワンストップサービスを供することで、アピールしていくしかないと思っている。
安さだけで他社に取られていた仕事も、敵失で戻ってきた。営業教育の重要さを改めて痛感している。また、昨年からは大手メディア会社との付き合い(商印)が始まり、売り上げ、利益ともに貢献している。定期刊行物を持っている出版営業と、商印の営業とでは、危機感に対する温度差があることも知った。
昨年は20代の若手営業部員の全員がDTPエキスパートを取得した。「鉄は熱いうちに鍛えよ」、彼らが非常にがんばってくれている。毎年歯を食いしばってでも、新人を入れていきたい。

岐阜県:パッケージ
用紙価格の上昇が深刻です。クライアントに対しては充分な説明で理解を得ると同時に、社内的にはムダを減らしてコストダウンを徹底し、適正利潤の確保に努めたい。

大阪:商業
依然として価格競争は激しく、その上、用紙は値上がり、顧客からはクオリティの高さを要望されています。できる限りの対応はしているのですが、印刷物、刷り物だけの商いでは競争になるのみ。利益率を高めようと、他社と違う戦法を追求しています。

大阪:パッケージ
用紙の値上げ要求が例年になく強気です。売値に転嫁できない分、利益を圧迫しそうです。

和歌山:商業、事務
売り上げは低迷していますが、設備の更新を進めています。7月は事務用品印刷機械、8月には7年ぶりにCTPの更新を実施しました。効率化という名の設備投資です。

岡山:商業、出版、事務
新聞紙上等で取り上げられたためか、思ったより用紙を含む値上げに抵抗が少ないようです。しかし、今後の反動も考えられます。

山口:商業
売上高・受注件数ともに7月までは7〜10%増になっています。8月中旬では前年比5%落ちです。



(「2007年7月度 印刷業毎月観測アンケート」より)

2007/11/01 00:00:00


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