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生産データ管理は次ステップへの道標

昨今は商品の内容表示についていろいろな問題が表面化しているが、印刷物の場合は何が内容表示だろうか? 印刷物自体が最終商品である場合は出版物とかを除くと数は少ない。それでも近年は環境対応ということで、パッケージ印刷物では廃棄の際の分別の印をつけるようになった。印刷物がどのように作られたかについては、再生紙、大豆油インキ、水なしオフセットなどのマークを付ける場合が増えてきた。しかし紙そのものが商品である証券とか以外は、製造者についてとか一品ごとの製造番号などはあまりつけない。

一般の印刷という仕事での「製品」の単位は他の商品とは違った面があり、ロットとか発注単位を指すようだ。工業製品でも小さな部品などは何百個単位で管理・表示されるのと同じようなものだろう。一般の印刷についての表示に関する決まりはないが、印刷の製造工程でも品質や環境のマネジメントシステムが導入されてきているので、管理水準を表すような表示は今後されるようになるかもしれない。表示をするように管理が拡大されると、品質保証を外部に表すことができるだけでなく、今まで生産管理できなかった分野を狭めていくという意味で、品質や作業の精度のさらなる向上が期待できる。

工業製品にはシリアル番号がついているが、さらにトレーサビリティのためにバーコード、QRコードICタグが使われることが多くなる。ケータイなどのデバイスによって製品からその生産情報にアクセスすることが容易になるからである。これは顧客に対してのサービスというだけではなく、日常の生産管理を超えるような滅多に起こらない事故のデータを蓄積していくことにも役立つ。トラブルの発見時に生産のログデータを閲覧できれば、例えば特定の紙と印刷条件と製本仕様の関連で起こるのではないかなど、従来の生産管理の単位であった工程の枠を超えた因果関係を考えることもできるようになる。

かつては印刷製本時に自動全数検査やシリアル番号を入れることはできなかったが、デジタルプリントでは黄色で目立たなくナンバリングするように、今は製造業全般にトレーサビリティを確立するためのツールが多くなっているので、単に得意先に不良品を納入しないためだけの検査ではなく、生産システムの品質レベルを上げるためのデータ管理を考えるべき段階にきている。

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2007/11/15 00:00:00


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