熾烈な価格競争が続いている印刷業界ではいかに他社と差別化するか、さまざまな方法が模索されている。メディア環境や少子高齢化などの社会環境が激変するなか、大きなカギを握るのはIT、人材を含めた広い意味でのソフトインフラの整備といえるだろう。PAGE2008コンファレンス「MIS/JDF」トラックでは、このような視点から以下の6つのセッションを用意した。
■E1 原価管理/生産性評価とJDF
リアルタイムに稼動状況が把握できる「見える化」の実現に対するJDFの功績は大きいが、そのデータを業務改善/経営改善に役立てることで、さらに大きな果実を手にすることができる。その実現に向けた取り組みを紹介する。
■E2 ユーザから見たJDFの理想と現実
日本国内においてもJDF導入企業が散見されるようになってきたが、「全体最適」のレベルまで達しているとは言い難い。目指している到達点と現実とのギャップを問題提起するとともに、解決方法を探る。
■E3 現実味を増す自動スケジューリング
個別受注生産である印刷業において、スケジューリングソフトの導入は困難と思われていたが、短納期/小ロット、そして複雑化する印刷後加工への対応などスケジューリングソフトへの期待は大きい。運用を工夫することにより汎用ソフトを効果的に活用しているユーザ事例を紹介する。
■E4 ITとデジタル印刷による新印刷ビジネスモデルの構築
デジタル印刷機はIGAS2007において多種多様な新製品が登場したように、印刷会社の設備のひとつとしてオフセット印刷機と併存していくこととなるだろう。しかし、ビジネスとしてうまく活用するためには、ハードだけではなくソフト面の強化が要求される。デジタル印刷機を活用するためのビジネスモデルを検討する。
■E5 ハイブリッドワークフローをつなぐ標準化技術
CTP/オフセット印刷とデジタル印刷を一つのワークフローから出力するハイブリッドワークフローにおいて、JDFの規格はどこまで進み、製品開発はどこまで来ているのか。デジタル印刷の可変データ出力の指示はどのように生成されて扱われるのかなどを探る。
■E6 顧客視点で問い直す印刷受発注
欧米、特にイギリスではプリントマネジメントカンパニー(PMC)と呼ばれる業種の躍進が著しい。印刷物発注者(プリントバイヤー)と印刷会社(プリントサプライヤー)の間に入り、IT活用によるワークフロー改善や最適生産手段の提案によるコストダウン、あるいはワンストップサービス機能の提供やカラーマネジメント技術の活用による品質保証といった多種多様なサービス機能を提供することにより、その地位を確固たるものにしつつある。業態変革を目指す日本の印刷業界にとって、今すべき事は何か?顧客視点で改めて考える。
各セッションの内容・モデレータ・スピーカー、会場、参加費などの詳細およびお申込みは、PAGE2008MIS/JDFトラックをご覧ください。
(2007年12月)
2007/12/24 00:00:00