月日が早くなるのはデジタルばかりではなく、人間様の方も歳を取れば取るほどあっという間に過ぎてしまう。あっという間の2008年で、あっという間のPAGE2008である。 年頭に当たり、JAGAT研究調査部特にテキスト&グラフィックス研究会の目指すものをポイントだけではあるが確認してみたい。(今回はその前半戦である)
「かつての製版技術は何処に行ってしまったか?」この問に対して一つはCGをはじめとした画像処理技術に、残りの部分はICCプロファイル作成技術に集約されてしまった。というのが答えである。墨版の入り方、反対色の入り方、この辺のノウハウはICCプロファイルの出来不出来で大きく左右される。TG研究会では代表的なプロファイル作りに関与してきた庄司正幸氏と共に、かなり掘り下げた取り組みをしてきた経緯がある。大好評だった第一弾に続いて第二弾の「ICCプロファイルの検証と運用(第二弾)」を予定している。今回の第二弾では前回説明が不十分だった「良いプロファイル作りの実践ノウハウ」についてより深く掘り下げる予定である。
CGと聞いただけで距離を置いてしまう方が少なくないようだが、画像処理といえばCG技術を主体にしてそこに従来の調子修正がアドオンされると考えた方が実際的である。
話は変わるが、大ヒットした「Always三丁目の夕日」はご覧になっただろうか?今回の「続三丁目の夕日」も大ヒット上映中だが、昔に比べると画質が良くなっていることもあって、セットであることが見え見えで、CGの方が安っぽくないなぁという感じを受けた方もおいでではないかと思う。水戸黄門もCGこそないがビデオになったときにそう感じたんではないかと思う。(もっとも由美かおるの入浴シーンがCGに…なんてことがあるかもしれない。もっとも水しぶきはCG技術の中では一番難しく、パイレーツオブカリビアンでも水しぶきは実写合成が普通なのだが…)もちろんハリウッドバリバリのCGとは比べるべくも無いが、私は羽田のDC6の離陸シーンなどは良く出来ていたんではないかと思っている。
好き嫌い良い悪いの問題ではなく、実写からCG化していく趨勢は止めようが無い。もともと実写撮影されないのだから印刷業界にCG原稿が来ることなど当たり前だ。それならば初めから深く入り込んで、美味しい部分まで仕事とするのが常識というものだ。 PAGE2007に続いてPAGE2008でも「新時代の画像ビジネス」でこの辺を深く掘り下げる。CGはただやれば良いというものではない。「どうやるべきなのか?」「どういう人材を集め育てるべきなのか?」などについて進藤社長に語っていただき、具体的な立ち上げまでの苦労話と現在になってこそ言える技術的なポイントを実際の運営で苦労してきた長尾氏に語っていただく。CGを制するものが画像処理を制する。つまりCGなくして画像処理は語れないのだ。
続くキーワードは「RAW現像」「広色域印刷」だが 次回に続けたい。
(2008年1月)
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2008/01/08 00:00:00