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拡大する電子書籍流通

--学術出版のデジタル化と図書館向け配信サービス--

クロスメディア研究会 拡大ミーティング

開催日時 2008年7月31日(木)
14:00-16:00(受付開始13:30より)
趣旨

インプレスR&Dの調査によると国内電子書籍市場規模は355億円と推計されている。これは昨年度の数値と比較して約2倍の規模であり今後ますます拡大すると見込まれている。コミック・小説等は勿論、学術情報の分野でもデジタル化の流れは加速しており、千代田図書館が運営するWeb図書館をはじめ京都大学付属図書館と京都大学学術出版会の連携による学術図書の無料公開などの積極的な取り組みが注目を集めている。
一般的に商業出版と比べて流通数が少ない学術出版においては、出版不況と言われる中で今後生き残る道のひとつとして、また従来とは異なる新たなサービスが生まれる可能性として電子書籍の活用が勧められている。

本ミーティングでは、学術出版における電子化の動向を把握すると共に、図書館向け電子書籍配信サービスの事例を通じて、新たな電子書籍流通の方向性を探る。

講師と内容

● 学術情報のデジタル化と大学出版部の取り組み

東京大学出版会 営業局  橋元 博樹 氏

大学図書館による機関リポジトリ、民間のIT企業による書籍のデジタル化、あるいは国立国会図書館のデジタルアーカイブ構想など、学術情報をめぐる電子化の流れは現在、確実に進みつつある。こうしたなか、学術情報流通における生産者である出版者の役割とはなにか?学術情報デジタル化にどのように対応すべきかを考える。

・大学出版と学術書の危機
・出版流通と学術書の品質管理
・グーグルのブック検索について
・大学図書館と機関リポジトリ
・学術コンテンツのデジタル化について

● 紀伊國屋書店におけるネットライブラリーの取り組み
株式会社 紀伊國屋書店 OCLCセンター 主幹調査役 野崎 達夫 氏

時代の認識として、「時代はクロスメディアである」。出版社もデジタルコンテンツに本格的に取り組み、「紙の時代から、紙も電子も」の志向となる。印刷会社としてもこの動きに対応していくことにより新しいビジネスが展開される。

・OCLC NetLibraryとはどのようなサービスか
・NetLibraryの特徴とビジネスモデル
・サービスを実現する技術と印刷会社の役割


※内容は変更することがございます。あしからずご了承ください。
会場 社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
東京都杉並区和田1−29−11
参加費 一般:15,750円/JAGAT会員:15,750円
参加費振込先 参加費は、下記口座にミーティング開催日の2日前までに振り込み願います。 なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。 代わりの方のご出席をお願いします。
  • 口座名:(社)日本印刷技術協会
  • 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430
お申込み [Webよりお申込み]
一般/JAGAT会員用:こちらのフォームからお申込みください。

クロスメディア研究会メンバー用:こちらのフォームからお申込みください。
[FAXよりお申込み]
この申込書 を出力して必要事項をご記入のうえ、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。(クロスメディア研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。)
問い合わせ先 内容に関して
  研究調査部 クロスメディア研究会担当
  電話:03-3384-3113(直通)

お申し込み及びお支払に関して
  サービスサポートチーム
  電話:03-5385-7185(直通)

主催 社団法人日本印刷技術協会

2008/07/24 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会