日本通信販売協会の調べによれば、通販は2007年まで９年連続で市場を拡大している。総合通販各社はメディア多様化に対応して、紙のカタログを軸にしつつも、生活者に合わせた分冊化やクロスメディア化を進めているようだ。通販市場とメディア利用状況の把握は印刷会社経営にとっても有用だ。

　通販大手のムトウ（東証一部8005、本社 浜松市）は、「RAPTY」など発行部数100万部級の主力カタログ５誌とチラシを個人宅へ送付のほか、毎週数百万部のカタログを販売チャネルに投入している。
　同社はこの８月に東京支店を開設するなど新たな展開も見せているが、同社のカタログ戦略はどのようなものか。

　早稲田大学大学院准教授でもある柿尾氏と、全国各地の印刷会社多数と協業する増田氏に聞く。

14:00-15:00 「通販市場の現状とメディア利用状況」
　　(1) 通信販売売上高の動向
　　(2) 企業・商品・顧客動向
　　(3) メディアの動向（全体･Web･カタログ等）
　　(4) 今後の展望

柿尾氏略歴：1986年4月、社団法人日本通信販売協会に入局。主に調査、研修業務を担当。主任研究員を経て、現職。日本ダイレクトマーケティング学会理事。早稲田大学大学院客員准教授。

15:00-16:00 「ムトウの通販カタログ戦略」
　　(1) ムトウ通販のＤＮＡ
　　(2) Webとの売場連携
　　(3) カタログの強みと戦略
　　(4) 通販インフラを活用したソリューション
　　(5) 印刷業界に望むこと

増田氏略歴：1983年ムトウ入社。営業職、カタログ制作ディレクター、商品企画プランナーを経て、現在は印刷・用紙発注を中心としたカタログ制作全般のコスト戦略業務に携わる。フォトマスター１級。

• 口座名：（社）日本印刷技術協会

• 口座番号：みずほ銀行中野支店（普）202430

社団法人日本印刷技術協会　研究調査部
　　　　　　印刷マーケティング研究会担当
電話：03-3384-3411（直通）