惰性のメディアビジネスに終止符を!!
PAGE2009テーマは 「ゼロリセット」
応募は10/24で締め切りました。沢山のご応募ありがとうございました。
昨今意識が高まってきた資源・エネルギー問題は、産業革命以来続いた大量生産・大量消費という多くの産業の土台を変えようとしている。印刷を含むメディア産業においてもマスメディアの退潮が明確になり、代わりにクライアントは真にビジネスに役立つコミュニケーション手段を模索している。コストパフォーマンスに優れた新しいメディアにとっては、クライアントへのプレゼンのチャンス到来である。
印刷の問題は諸資材の値上がりがあるから需要が変化しているのではなく、大量生産・大量消費の是正が起こるのであって、需要量の増減の背景では印刷物自体が最適化に向けて進化していく。印刷の方向性はデジタルプリントを含めて紙媒体の特質を生かして、より優れた役に立つ印刷サービスの確立である。
クライアント側は従来のメディア発注の習慣を白紙に戻してでも、IT化が進むビジネスプロセスに合わせてデジタル情報をどのように整理・管理・活用すべきかを考え始めている。企画制作側はそういったクライアントと向合って、その意向を今こそキチンと捉えないと今後のビジネスが成り立たないだろう。
PAGEは従来からクライアントと制作側がお互いのビジョンや試行錯誤の経験を有効に交流させて、今後3〜5年後のビジョンを強化するための話し合いをしようという主旨でコンファレンスを開催してきた。グラフィックアーツ業界の将来を左右するトピックスを濃縮した各トラックのプログラムは、関係の経営者・管理者にとって最も重要なものとなることを目的としています。
以下の各トラックの主旨のように、近未来のビジョンをもって下記に関する取り組みをされていて、 PAGE2009において30分ほどのプレゼンテーションが可能な方は2008年10月24日までに、各トラックリーダ宛に、発表できるテーマについて簡単な内容をお書きの上、eメールにてお送りください。追って当方から連絡を申し上げます。
ご応募いただいた方は、PAGE2009基調講演にご招待いたします。また各トラックのセッションで発表いただくことが決まったスピーカーの方には、PAGE2009コンファレンス全セッションに参加できるフリーパスを差し上げます。
※なお、昨年度のコンファレンスやトラックの詳細については、 PAGE2008 コンファレンス Webサイトをご参照ください。
<Call for speaker応募方法>
デジタルメディアトラック、グラフィックストラック、MIS/JDFトラック、DMトラックの主旨をご覧の上、下記内容をメールにて担当者までお送りください。
[1]発表できるテーマ(概略)
[2]ご氏名(社名・部署役職名)
[3]ご連絡先(メール・TEL)
<締切> 2008年10月24日(金)
<問合せ先> 社団法人日本印刷技術協会
〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11 TEL 03-3384-3113
PAGE2009テーマ 「ゼロリセット」
〜惰性のメディアビジネスに終止符を!〜
2009年2/4(水)〜2/6(金)
サンシャインシティワールドインポートマート
主催 社団法人日本印刷技術協会
PAGE2009 Call for speaker
PAGE2009は、従来のDTP関連・JDF/MISに加え、DM、デジタルプリントやクロスメディアにも重点を置き、これら全体にわたるビジネスを考えるヒントが詰まったイベントになります。コンファレンスの各セッションでは、先進的な取組みについての発表やディスカッションへの参加を募っています。
<トラック主旨>
デジタルメディア・トラック
ブログや動画投稿サイトなどに代表されるCGM(消費者発信型メディア)の成熟や、それらを支える急速な技術革新により、インターネットを使ったビジネスには大きな変化が続いている。
Webサービスの提供側も、ユーザーを中心としたコミュニティを形成する動きを加速させ、今やマーケティングの方法も販売促進ツールも、普通の人々との双方向コミュニケーションの中で展開することが一般的な状況になりつつある。
一方、UMPCの台頭、Android搭載機器の登場など、モバイルデバイスは新たな利用分野を拡大し、大きなパワーを有している。
メディア、コミュニケーションの連鎖を的確に読み解き、新たなビジネスを開拓するために、このトラックでは、次のようなキーワードをベースにセッションを行う。これらの中で、2〜3年先をターゲットに活動を始めている方々は、それぞれの試みをPAGE2009コンファレンスで発表していただきたい。
デジタルメディア・トラックリーダー クロスメディア研究会 木下智之
e-mail : kinoshita@jagat.or.jp
●メディア設計・制作
RIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)活用、
ユーザビリティ、プロジェクト管理、Green IT、SaaS
●eビジネス、コンテンツビジネス、メディアビジネス
インターネット広告、コンテンツの流通、セキュリティ、
デジタルサイネージ
●デジタルコンテンツ制作
電子書籍、eラーニング、地図・GPS活用、マッシュアップ、NGN、CGM
●コンテンツ管理
CMS、メタデータ、アーカイブ、知的財産権、セマンティックWeb
●ユビキタス
モバイル、ワンセグ放送、iPhone、クラウドコンピューティング、自動認識
●クロスメディアマーケティング
コミュニティ(SNS、Wiki)、ブランディング、メタバース(仮想空間)、エンゲージメント
グラフィックス・トラック
近年、家庭用プリンタでも5〜8色を使用して、画像の色域や階調表現を豊かにすることが行われている。また、CGは写真以上にリアルな画像や映像を作成することができ、さまざまな分野で利用されている。印刷業界においても4色オフセット印刷だけを最終ターゲットとするのではなく、さまざまなデバイスにおいて一貫した色再現をおこなう横断的なカラーディレクション能力が必要とされるようになっている。
また、Webやデジタルメディアによる情報発信はますます興隆を極め、印刷物との相互利用の価値が高まっている。同時に印刷物の制作プロセスそのものがWeb環境を利用したデータ共有や校正などへ移行し、効率化が図られている。印刷物だけを想定したデータベースや制作プロセスではなく、多様なメディアへ向けた制作プロセスが結果的に印刷物の価値向上に資すると言えるだろう。
このトラックでは、多様なメディアにおけるカラーディレクション、および多様なメディアへ向けた制作プロセスと付加価値向上をテーマとして取り上げ、次のようなキーワードをベースにセッションを行う。これらの中で、2〜3年先をターゲットに活動を始めている方々は、それぞれの試みをPAGE2009コンファレンスで発表していただきたい。
グラフィックス・トラックリーダー テキスト&グラフィック研究会 千葉弘幸
e-mail : chiba@jagat.or.jp
●自動レイアウト・組版サーバー
組版エンジン、プラグイン、Web環境での組版レイアウト、コラボレーション
●カラー
カラー再現性、色管理、標準化動向、広色域印刷
●デジタルカメラ
新技術、標準化、RAWデータ、アーカイブ、産業用、次期目標
●デジタル印刷
バリアブルプリント、パーソナライズ、ブックオンデマンド
●XML パブリッシング
XMLツール、スタイルシート技術、標準化動向、XML関連ミドルウェア・複合文書
●文字コード/字形
規格、OS(文字セット)、Unicode、標準化、フォント、外字
MIS/JDF・トラック
生産設備のコンピュータ管理がJDFで行われるようになるには、事務処理のIT化や経営管理のIT化などが伴わねばならない。そのためにSCM(サプライチェーン)だけでなく、企業全体としてデジタルインフラの見直し、セキュリティを考慮した運用の確立が急がれている。
ITを断片的なテーマとしてではなく、MISのトータルな戦略の下に組み立て上げ、印刷業界は社外との連携を含む全体最適化を成し遂げるために必要な環境整備が始まっている。
IT化したコラボレーションとその前提としての管理の整備はまだ始まったばかりだから、その全体像を把握するために、将来ビジョン・基本コンセプト、現状、今後の課題を話し合いたい。
このトラックでは次のようなキーワードをベースにセッションを行う。これらの中で、2〜3年先をターゲットに活動を始めている方々は、それぞれの試みをPAGE2008コンファレンスで発表していただきたい。
MIS/JDFトラックリーダー 印刷KPIセンター 花房 賢
e-mail : hanafusa@jagat.or.jp
●JDF開発
規格開発、ツール開発、検証
●生産システムの連携
MISと生産システムの連携、JDFアプリケーション
●オープンシステムへの対応
インフラ対応、企業間情報交換、IT戦略
●CIM、JDFへのユーザの取り組み
CIMのビジョン、ロードマップ
●マネジメント・インフォメーション・システム(MIS)
印刷業界における経営管理、経営意思決定ツール
●JDFワークフロー
モデル化、課題
DMトラック
ターゲットに直接届けることができるダイレクト・マーケティングは、大変注目されているメディアである。そのツールとしてデジタル印刷の応用により、個人宛の請求書に広告を打つなどトランスプロが発達した。近年では情報セキュリティや個人情報管理の問題により、DMの利用環境におけるいくつかの制限はあるが、バリアブル印刷やCRMにおけるOne to Oneマーケティングは効果測定ができるシステムとして多様なものが登場している。
その価格も手ごろなものになったことから、トランスプロモのような特別なものではない領域にも市場が広がりつつある。しかしながら作業者が個人情報を取り扱う部分を最小にするための自動処理や自動検査や職場のセキュリティ管理などの重要な課題をクリアしなければならない。
DMトラックでは、DM制作からアウトソーシングビジネスまでの取り組みと事例について取り上げ、次のようなキーワードをベースにセッションを行う。これらの中で、2〜3年先をターゲットにした活動を始めている方々は、それぞれの試みをPAGE2009コンファレンスで発表していただきたい。
DMトラックリーダー メディアプロデュースチーム 田中 富美雄
e-mail : ftanaka@jagat.or.jp
●ダイレクト・マーケティング
OnetoOneマーケティング CRM(顧客関係管理) ポイント管理システム
CTIシステム、SFA(営業支援システム、セールスフォース)、
ダイレクトメール企画・販促/キャンペーンシステム、事例研究
●情報セキュリティ
不正アクセス監視・対策 ワークフローの変更 契約
個人情報保護対策(情報の収集、利用及び提供、適正管理など)プライバシーマーク
情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27000)、情報セキュリティ監査、
●メーリング・フルフィルメント
生産管理、品質管理、後加工、検査
BPO(受発注処理業務、商品の梱包・発送業務、在庫管理業務)
コールセンター(代金請求業務、入金処理業務、苦情・問い合わせ等処理業務)
ピッキング、発送、返品・交換処理業務など
クロスメディア・コンファレンス[同時期開催]
会場:サンシャインシティ 文化会館7階
期日:2009年2月4日(水)〜6日(金)
クロスメディア・コンファレンス担当 メディアプロデュースチーム 田中・原
e-mail : ftanaka@jagat.or.jp
展示会場には
クロスメディアZONEもあります
展示会担当 メディアプロデュースチーム 岡田・西村
e-mail : okada@jagat.or.jp
2008/10/02 00:00:00