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ヒットの要因はすぐれたインターフェース

先日、とあるセミナーに参加しました。ユーザ・インターフェース(UI)に関するセッションで、成功している商品は必ずといっていいほどUIが優れている、UIが練られている。という内容です。「Wii」「iPhone」などすぐに思いつく大ヒット商品は、確かにUIが優れてることもヒットの要因であることは、想像に難くありません。

JAGATクロスメディア研究会では、10月29日(水)に「これからのRIA」と題したtechセミナーを開催します。RIA=リッチ・インターネット・アプリケーションですが、このRIAというキーワード、今年に入ってから色々なところで目にされる方も多いのではないでしょうか。RIAの本質は、Webアプリケーションの操作性や表現力を大きく向上させてくれることにあります。つまり、Webアプリケーションは利便性は高いが表現力に乏しく、とてもUI的に優れてるとはいえない…というところへ、FLASHやAjaxなどを活用して操作性・表現力を高めることであり、UIの追求であると言えるでしょう。マッシュアップやWeb2.0的コミュニケーションツールなどが多く登場していますが、ユーザに接する箇所でRIAの本質を抑えているサービスが成功しているのではないでしょうか。

AIRやSilverlightというキーワードをご存知でしょうか。AIRはアドビ社、Silverlightはマイクロソフト社ですので両キーワードはよく比較されがちです。が、AIRは実行環境でSilverlightはプラグインですのでレイヤーが異なります。アドビ社のAIRに相当するものはマイクロソフト社では.NET Frameworkですし、Silverlightに相当するものはFLASHであると言えます。詳細は次回に譲りますが、クロスプラットフォームを実現していることと、開発が容易であることが昨今のRIAブームを後押ししているのは間違いありません。

(参考)いまさら聞けないAdobe AIR「超」入門
(参考)ゼロからはじめるSilverlight

本稿で申し上げている通り、RIAという切り口で考えるとFLASH、Silverlightは避けて通ることはできません。言い換えれば、成功するビジネスモデル構築のためにはRIAもじゅうぶん考慮すべき要素である以上、FLASHとSilverlightの知識を深めるのはIT・Web関係者にとって必須項目であると言えるのではないでしょうか。これらの技術の活用事例や、今後どこへ向かっていくのか…ぜひセミナーにご参加いただき、今後のビジネスにお役立てください。

10月29日(水)クロスメディア研究会techセミナー
これからのRIA

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2008/10/08 00:00:00


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