DTPエキスパートの認証および登録期間は、技術進化や仕事環境の変化を考慮して2年間としています。資格更新のためには更新試験を受験し、合格する必要があります。更新試験は、資格取得後の2年間で新たに筆記試験に追加された新項目が出題され、課題制作はありません。
試験形式は、在宅受験となります。試験の主旨はDTPに関する新技術情報・知識などのアップデートですので、自由に参考書やWeb検索などでお調べいただき、期日(約3週間)までに問題と答案を返送していただきます。
更新期にさしかかった方には、当協会から直接ご案内いたします。詳しくは案内をご参照下さい。
◆DTPエキスパート14年間の歴史は、必然的に日本におけるDTPの推移そのものを反映していると言えるでしょう。導入から定着・展開、そして今後のIT化といった文脈の中で、DTPエキスパートの役割や位置付けも変化してきています。そしてそのことは、時代のニーズを少し先取りする形で、試験問題にも反映させてきています。
更新試験問題を受け取ったエキスパートから、「2年間でこんなに範囲が広がったのか!」、「こんな問題がどうして必要なんだ?」といった声を聞くことも少なくありません。しかし、デジタルによって社会や産業構造が否応なしに変化する環境の中で、一つのところに止まっているわけにはいきません。そしてなによりも、変化への対応能力が、DTPエキスパートに求められる基本的資質なのです。
幸い、多くの有資格者の皆様はそうした資質を備えており、DTPエキスパートの更新率は当初より高い数値を維持しています。
対象人数 | 申請者 | 申請率 | 延期申請 | 2期 | 21 | 18 | 85.7% | 0 | 6期 | 169 | 136 | 80.5% | 8 | 10期 | 264 | 219 | 83.0% | 15 | 14期 | 449 | 376 | 83.7% | 15 | 18期 | 799 | 702 | 87.9% | 22 | 22期 | 726 | 638 | 87.9% | 15 | 26期 | 733 | 642 | 87.6% | 22 | 3161 | 2731 | 86.4% | 97 |
◆更新希望率 89.5%
2期の方は7回目、6期の方が6回目のとなる更新試験ですが、受験延期申請(※1)をした方(97名)を含めると、更新を希望される方は、依然として9割近い高水準を維持しています。初期に取得した人たちが更新を続け、これだけの規模になりながら更新申請率は当初よりまったく下がることなく今日に至っています。現役エキスパート自身による、資格に対する価値感、勉強意欲の現われであると受け止めています。
6期の方は6回目の更新をした場合には新認証カード(ブルーカード)を発行いたします。10期の方はいよいよ5回目の更新となりました。14期の方は4回目、18期の方はこれが3回目の更新となり、ゴールドカードの★印が一つ増えます。また22期の方は更新するとゴールドカードで認証されます。
試験問題は8月25日に発送し、9月17日までの約3週間でお取り組いただきました。
※1.延期申請・・・諸事情により、更新試験を所定の期間に受験できない人は、「受験延期申請書」を提出することにより、次回の更新試験まで受験を延期できます。(延期受験をさらに延期することはできません)
対象人数 | 受験人数 | 合格者数 | 合格率 | 更新率 | 2期 | 21 | 18 | 17 | 94.4% | 81.0% | 6期 | 169 | 136 | 134 | 98.5% | 79.3% | 10期 | 264 | 219 | 216 | 98.6% | 81.8% | 14期 | 449 | 376 | 365 | 97.1% | 81.2% | 18期 | 799 | 702 | 696 | 99.1% | 87.1% | 22期 | 726 | 638 | 623 | 97.6% | 85.8% | 26期 | 733 | 642 | 624 | 97.2% | 85.1% | 3161 | 2731 | 2675 | 97.9% | 84.6% |
※合格率 97.9%
前期、前々期に引き続き、合格率は97%を上回り、今期は最高数値を更新しました。ここ数年は高く推移しており、26期(2006年8月)以降は95%を越えています。
更新試験は、知識・情報のアップデートが主旨であり、問題を見て正解にたどり着くプロセスを、勉強の機会として利用いただくことが主目的であるため、在宅で自由に調べて解答していただくものです。26期からは100%に近い合格率が続いているものの、日々忙しい中、時間がなかなか取れない方もいらっしゃるようです。今期、未解答(0点)で不合格の方は34人(1.2%)、ただし取り組む時間は3週間あります。
※更新率 84.6%
更新を希望しなかった方、不合格となった方を除くと、結果として8割以上の方が資格更新し、引き続き今後2年間資格認証されることになりました。
最終的には受験延期申請者(91人)および再受験者の方がいるので、更新率はもう少し上がる見込みです。
※資格失効
更新の申請をしなかった場合、および延期受験、あるいは再受験にも不合格となると資格失効となります。
前回、1・5・9・13・17・21・25期の方で100名が延期・再受験されました。90名は合格し更新しましたが、残念ながら10名は不合格となり、資格失効となりました。
更新を2回以上すると、その努力を称え、質的保証を対外的に目で見て分かるようにするため、一般とは区別したDTPエキスパート認証カードを発行いたします。6回以上更新したDTPエキスパートにはブルーカード(現在第1〜6期DTPエキスパート、全国で370名)、2〜5回更新をした方(現在第7期〜22期DTPエキスパート)にはゴールドカードを発行し、更新回数を★印で表記しています。
DTPエキスパートは制度開始から15年目に入りました。1・2期の方は7回目の更新を終え、7つ目の★がつき、3〜6期の方は6回目の更新を終え、★が6つとなりました。7〜10期の方は5回目の更新で5つ目の★、11〜14期の方は★4つ、15〜18期の方は3回の更新を経て3つ、19〜22期の方は2つの★となっています。
今後JAGATでは、ブルーカードおよびゴールドカード所持者に対して、様々な特典の企画を立て、ご案内してまいりますので、皆様も是非、グレードアップカードを目指して頑張って下さい。
2000/07/04 00:00:00