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ハイデルベルグ/需要開拓小型オフ機プリントマスターGTO52に5色機新登場!

4色刷りに加え、スポットカラー、コーティングも1度通しで完了。オプションで用紙反転装置も可能
 ハイデルベルグ社では、ハイデルベルグの小型オフセット機GTO52モデルの5色機を日本市場に投入します。ハイデルベルグGTO52シリーズは、従来から日本市場でも需要開拓の実戦機として定評のある菊4裁判小型オフセット機です。今回の5色機モデルの発表より、その高付加価値機能がさらに拡大され、新しいマーケットを切り開くマシンとして開発されたものです。

 新発表のプリントマスターGTO52シリーズ5色機は小さな菊4裁サイズでありながら、高品質な4色カラー印刷はもちろん、スポットカラー、コーティングにも対応したもので、高付加価値性を求める市場の声にハイデルベルグが応えたものです。
 つまり、ハイデルベルグ・プリントマスターGTO52の5色機は、実用機の位置付けでありながら、高い印刷品質が得られ、その柔軟性によって製品の幅を広げ、お客様の満足度をさらにアップしたいと考えている中小規模の印刷会社のニーズにあわせて開発された需要開拓マシンなのです。

 今日、カラー印刷の再現性の高度化やデザイン表現の多様化などにより、特色へのお客様のご要望は今までにもまして高まってきています。もちろん、この傾向は印刷会社の規模に関係なく一様に見られるものです。とくにお客様が、企業イメージを統一するためにロゴマークなどの特色を使用したいと考えたり、あるいは金色や銀色など特殊な効果をもつ色を求めているケースが顕著になってきていますが、5色機の出現で1回通しで実現できるようになりました。
 また、灰色など4色で生み出される色の色調の品質が劣ったり、広いレンジで印刷した場合に、CMYK処理した色を使っている場合に再現時に問題が起こったりすることがあります。そういった状況でも、特殊な色を利用することで品質の改善や問題の解決を図ることができます。
 加えてコーティングに対する顧客のニーズも絶えず増え続けています。5色機があれば、全面コーティングや、スポット・コーティングといったあらゆる表面コーティング要望に1回通しで対応できますので、中小規模の印刷会社の営業活動においても提案力のアップにつながります。この5色機によるコーティングの経済的な活用は、競争力のある価格設定につながるものです。

 すでにご存知の通り、ハイデルベルグ・プリントマスターGTO52は、印刷市場では「最先端の技術を搭載した小型の実戦機」として知られてきました。世界に9万4千ユニット以上が稼働し、「オールインワン」と表現されるこの高品質オフセット印刷機の恐るべき多様性と経済性の高さを証明しています。
 ハイデルベルグ・プリントマスターGTO52にはシングルシート・フィーダ、電子式2枚差し防止装置、不正紙検知装置、分割ブレード式インキツボ、連続給水型ダイレクト湿し装置、クロームメッキ加工の版胴、ラインパウダースプレー装置などが装備されています。
 また、ミシン目入れ、ナンバリング、刷り込みなどが1回通しでできる特殊装置のほかにも、オプションで用紙反転装置が用意されています。この装置は注文に応じて第1、第2印刷ユニットの間、あるいは第2、第3印刷ユニットの間で装着できます。プリントマスターGTO52の5色機は、この反転装置をつけることによって柔軟性が大幅にアップします。


●プリントマスターGTO52・5色機の初導入レポート


 収益確保に直結するワンパス高付加価値の効果


   -リトグラフ社の実例−


 最初にハイデルベルグ・プリントマスターGTO52の新しい5色モデルを導入した印刷会社のひとつに、米国マサチューセッツ州ボストンにあるアーリントン・リトグラフ社があります。「当社の顧客はもっぱら教育施設や大学、広告代理店、商社などです。1万部以下で高品質の4色出版物をつくりたいという需要は近年劇的に拡大しています」とオーナーのマイク・ファイオラ氏は言います。アーリントン・リトグラフ社は 1963年に設立され、作業員は27人、もっぱらブックレットやポスター、企業出版物を、通常1,000部から10,000部の間で制作しています。

 昨今の顧客は多色刷り、4色刷りで、しかもスポットカラーやコーティングもほどこされた出版物への要望が高まっています。「生産能力が急速に落ちてしまう事態を経験しています。というのも、ひとつの仕事に複数の印刷機が稼動し、何度も準備作業をしなければならないというのは、仕事が複雑になるだけでなく、生産性が落ちる大きな要員です」。ここでアーリントン・リトグラフ社は印刷機を再装備するかどうかの決断を迫られました。そのときまで、ア―リントン・リトグラフ社ではハイデルベルグGTOZ(2色機)が2台、ハイデルベルグSORDZ(2色機)が1台、ハイデルベルグSORSZ(2色機)を1台用していました。多色出版物の流行や、注文数の増加にもかかわらず、アーリントン・リトグラフ社は印刷機のサイズを大きくすることは考えていませんでしたし、これ以上単色機、2色機を強化する構想もありませんでした。「小冊子や小雑誌が多くページ数は相当に増加してはいたのですが、これ以上大きなサイズの印刷機を十分に活用するには、もっと注文があるか、制作部数がもっともっと増える必要がありました。
 しかし、現時点ではまだ需要が少なすぎましたし、それゆえに印刷機を十分に活用できそうになかったのです。投資額が大きくなることや、元をとるまでに比較的長期間かかってしまうというリスクをまったく別にしましてもね」。かくして、アーリントン・リトグラフ社は、注文量が増え、品質やお客様へのサービスを改善したいと願い、経済的に投資することを望むほかの多くの印刷会社と同じ立場にあることを悟ったのです。アーリントン・リトグラフ社が最終的に選んだのはハイデルベルグ・プリントマスターGTO52の5色印刷機でした。「当社の場合、決め手となったのはプリントマスターGTO52が約束する技術面での信頼性、品質、稼動の経済性と高付加価値性などです。そしてこの機械に5色機と用紙反転装置という選択があると知ったときには、決断するのはたやすいことでした」。アーリントン・リトグラフ社は、教育施設や研究所、政府筋から二言語の小冊子を制作してほしいという依頼をしばしば受けます。「昔は、作業に必要なプレート交換を全部あわせて2、3回通しする必要がありました。第5印刷ユニットがあればこういったジョブも1回通しで印刷できるようになるでしょう」。ハイデルベルグ・プリントマスターGTO52の5色機は、高度に自動化された印刷機との溝を埋めるものです。「本機の正味の生産力がそういった印刷機とバランスをとるにはいくらか操業時間を長くすれば簡単に埋め合わせられます。必要とあれば、当社は大量の注文にも応じられます」とアーリントン・リトグラフ社。「ただし、マシンアワーコストに見られる機械への投資は、許容範囲内におさまっています」。
 ハイデルベルグ・プリントマスターGTO52の5色機は、変化する新しい市場の動向を分析して開発されたもので、中小規模の印刷会社にとってはまさに、サバイバルの強い味方となるものです。その効果がこれから先の需要変革の中で大いに期待されるマシンです。

1999/09/01 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会