本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

品質/環境ISO/情報

印刷会社の皆様へのISO、と個人情報の管理に関するコーナーです


【はじめに】信頼の体制作りを急げ!

〜いよいよISO9000s、ISO14000sは企業評価の物差しへ〜

厳しい経済環境の中、社会・企業は大きな変革を迫られています。発想そのものを変えなくてはならない時代に入っています。いま印刷業も受注型から提案型、閉鎖システムからオープン、感覚重視から標準化へ、そして資源環境への対策、情報の管理と安全など社会変化とともに、新しい印刷業へと変革をしなければならないときです。標語と掛け声だけで変革はできません。ましてや精神論でクライアントの信頼が得られるはずがありません。標準化、顧客との対等性、責任と権限の明確化、社員への教育・訓練などの課題を個別対応ではなく会社・工場全体として確立しなければなりません。これらを実現させる強力な道具としてISO、JISが注目されています。ことにこれからの企業評価のキーワードとなるのが「品質・環境・情報」であるといわれています。ISO9000、ISO14000、JIS15001(プライバシーマーク制度)を導入、運用することは、経営理念、経営方針を明確にし日常業務のマニュアルの中に反映させ、企業責任のチェックを第三者機関よって受けるということです。これは経営者にとっても社員にとっても大変な変革です。これからの印刷業にとってはCTP、PDF、デジタル印刷など個別技術への対応はもちろん必要なことですが、トータルな管理システムの整備が大変重要になっているのです。つまりクライアントに対する「信頼の体制づくり」が必要なのです。ISO取得はクライアントにとっては客観的な企業評価のひとつであり、余計な調査・査察をしなくてすみます。また何らかのトラブルが発生しても、その対策マニュアルが整備されていれば適切な判断を下すことができ、トラブルを最小限度に止めることができるでしょう。

2000年にISO9000sは大幅な改訂が行われました。9001、9002の区別はなくなり、品質システムから品質マネージメントシステムへと変わり、「品質マネージメントシステムを採用することは、組織による戦略上の決定とすべきである」と序文にも明記されるように、より戦略ツールとしての側面が鮮明になりました。

印刷業の認証取得の急激な増加により、いよいよ有力印刷会社にとっては必要不可欠なのものなりつつあります。またISOは取引条件の一つと考えるクライアントも確実に増えています。ISO14000については官公庁での取得も増え、品質・環境ともに入札資格の格付けへの反映を決めたところもあります。
本コーナーは印刷会社の皆様へのISOと個人情報の管理に関する情報コーナーとして充実をはかっていきたいと考えております。ご意見、ご感想をいただければ幸いです。
社団法人日本印刷技術協会
担当:マーケティング部商品企画グループ

印刷業にて登録された品質/環境ISO取得企業一覧

 ■印刷業のISO認証取得企業一覧最新版
  ISO9000sISO14000

レポート:わが社の「環境報告書2001」

第5回環境レポート大賞」(主催:財団法人地球・人間環境フォーラム,社団法人全国環境保全推進連合会,後援:環境省)の受賞作品が2001年11月に発表された。「環境レポート大賞」とは優れた環境報告等を表彰することで,環境情報の開示と環境コミュニケーションを促進し,企業の自主的な環境保全の取り組みを促進することが目的で,今回で5回目を迎える。応募作品259点から環境報告書部門において初めて印刷会社が受賞した。清水印刷紙工の企業としての姿勢,取り組みの背景を中心に聞く。

 ■第1回/環境負荷低減へのチャレンジ
 ■第2回/インキの研究と印刷現場の改善に取り組んで 2001.12.26.up
   清水宏和(清水印刷紙工株式会社 代表取締役)

JAGAT実施 ISO9000運用アンケート調査報告

 ISO真価の時代(2001.12.14.更新 完結)
ISO真価の時代JAGATではISO9000の認証取得1年以上の事業所を対象にその運用状況についてのアンケート調査を実施した。本コーナーはアンケート結果をーマごとに報告する。


レポート:ISO9000

 ■ISO取得体験談
 ・わが社はISO9000を通して何を目指したか
   国安 保 氏
   (株式会社アイワード 総務・共育部)
   *品質システム管理者

 ISOが意識改革、業務改革を推進〜ISO9001認証取得への道のり〜
   中島 弘稀 氏
   (大丸印刷株式会社 ISO推進本部長)

 ISO9002取得とAPIS運動で増収増益を展開
   能登原 桂一 氏
   (日宝綜合製本株式会社 代表取締役会長)

■ISO9000sの取得のために
 ・なぜISO9000を取得するのか
 〜経営への意思が問われる2000版改訂〜 01.2.13掲載

 取得の目的を明確にし、ISOの規格を理解することが必要
   佐久間 利次 氏
   (JRCA<財団法人日本規格協会 品質システム審査員評価登録センター>主任審査員:A0878)

 ISOの考え方と取得のポイント
   高橋 登志男 氏(元・日立印刷株式会社 取締役)


レポート:情報管理体制(プライバシーマーク&セキュリティ)

 信頼される情報管理体制を築こう!

 印刷業における個人情報管理の重要性
   西川 貴祥 氏
   (凸版印刷株式会社 法務本部法務部)

関連セミナー情報

<2001年度開催実績>

ISO9000取得支援集中講座
  〜2000年版規格/ISO事務局設立に向けて〜
JAGATでは年1回、これから本気でISO9000sに取り組もうとされる企業のために3日間全17時間を掛けて取得を目的とした支援集中講座開催しております 。
  開催/平成13年10月9日(火)〜11日(木)
  講師/池田 正雄 氏
     (ISOアドバイザー/元日立印刷式会社 品質保部 統括部長)

ISOを120%活かすには
  〜取得から定着・体質化へ、経営戦略としてのISO2000年版〜
 開催/2001年10月15日(月) 13:30〜16:30
<内容と講師>
1.コンサルタントから見たISO定着のポイント
 〜ISOを活かすも殺すも経営者しだい〜
 講師/佐久間利次氏
 (イソップ株式会社 ISOコンサルタント、IRCA/JRCA登録主任審査員)
2.品質ISOの120%活用に向けて
 〜広告製版社の取組み方〜
 講師/伊東 三男 氏
 (株式会社広告製版社 代表取締役社長)

問われる経営姿勢!環境への取組みが企業に変革をもたらす

  〜営業活動に環境対策は常識〜
逸早く環境への取組みを通して日常の業務改善や技術開発、環境企画などを実践的に展開する凸版印刷株式会社の事例をご紹介いたします。
 開催/2001年10月22日(月) 14:00〜16:00
 講師/須田 治樹 氏
 (凸版印刷株式会社 生産技術研究本部エコロジーセンター長)

信頼の基盤整備を急げ!印刷会社の情報管理体制
 〜増え始めたプライバシーマーク取得企業〜
  開催/平成13年6月12日(火) 14:00〜16:00
  講師/舩山 邦彦 氏
     (凸版印刷株式会社法務本部法務部 課長)
     西川 貴祥 氏
     (凸版印刷株式会社法務本部法務部)
     中村 敏夫 氏
     (株式会社タカヨシ 工場長)

■ISO取得は企業の差別化から必須条件へ
  開催/平成13年1月22日(月) 14:00〜17:00
  講師/佐久間 利次 氏
     (イソップ株式会社 主席コンサルタント 元凸版印刷株式会社品質保証担当)
     *JQA認定主任審査員/IRCA、JRCA登録 主任審査員

■循環資源への取組みと提案
  〜環境を基本としたこれからのビジネス展開〜
  開催/平成13年11月28日(水) 14:00〜16:00
  次回は2002年11月開催予定
  講師/須田 治樹 氏(凸版印刷株式会社 生産技術研本部エコロジーセンー長)

■環境への取り組みは印刷現場の大きな業務改善に
  開催/平成13年10月22日(月) 14:00〜16:00
  次回は2002年10月開催予定
  講師/須田 治樹 氏(凸版印刷株式会社 生産技術究本 エコロジーセター長)


 ※お問い合せはマーケテイング部(tel.03-3384-3112/fax/03-3384-3116)まで

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2000/08/31 00:00:00


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