本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

PAGE2001 コンファレンス・セミナー

コンファレンス各トラックの解説
セミナー各トラックの解説
プログラム
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PAGE2001コンファレンス 21世紀の土台作りをするラストチャンス

デジタル化とかネットワーク化という技術的な革命はもう語り尽くされ,ビジネスでこれらの利用に着手していないところはありません。しかしアメリカでは2000年になってECベンチャー企業の淘汰が始まったように,新たなビジネスのスタイルを真似れば,将来が約束されるものではありません。
過去の新技術導入が人真似でも効果を発揮したのとは対照に,ビジネスモデルで特許がとれるIT時代では,利用面で企業格差が生まれます。つまり,デジタル化の対応とともに,自分のコアビジネスをさらに進化させ,そのIT化を自分のシナリオで実行できる能力が問われているのです。
PAGE2001では,それぞれの会社のIT戦略に磨きをかけるために,これからIT化で重要となる分野に焦点をあて,細分化したセッションを企画しました。各分野のリーダがモデレータ・パネラとなって集います。技術担当の経営幹部(CTO,CIO),管理者の方々のご参画をお待ちします。


【PAGE2001基調講演】 

2/7 10:00〜12:00 プリンスホテル3F「天覧」
 eビジネスとしてのグラフィックサービス
 Mills Davis


原稿をXMLにして紙とWEBでワンソース・マルチユース化すること,それらと関連してWEBやDTPのページ生成の自動化,DTPとプレス以降の情報の流れの関係づけや印刷のFA/CIM,全社的なデジタル情報管理システム,営業活動や顧客サポートの情報化/知識ベース化,顧客とのリアルタイムなコラボレーション関係を築くこと,そうしたことを容易にするEC機能の提供サービス,などなどeビジネスの要素がそろいつつあるとともに,具体的な姿が描かれ始めた。
ジャーナリズムの植え付けたECの印象から離れて,グラフィックのビジネスで重要なことは何か,今日のさまざまなグラフィックサービスをeビジネスとしてどのように統合化するのか,どのように自社のテリトリーを決めるのか,などを考える。

2/7 13:20〜15:00 プリンスホテル3F「天覧」
 2050年のグラフィックアーツを想像する
 和久井孝太郎

『デジタル革命』は,デジタルIT産業革命であると同時に,メディア革命でもある。『デジタル革命』を社会の進化に結びつけるためには,個々人の『自立』が不可欠で,その中核に『メディアからの自立』がある。世界観や人生観,価値観の形成と行動様式は,各種のメディアがもたらす情報に支配されている。これまでのような後知恵としてのメディアリテラシだけでは不十分で,目先の課題を追かけるだけでなく,先知恵として21世紀のできるだけ遠くまでを想像する必要がある。権力の予言や予測をあてにしてはならない。

2/7 15:00〜16:00 プリンスホテル3F「天覧」
 グラフィックアーツの中期的課題


コンファレンスのトラックに沿って,これから3〜5年の間にグラフィックのビジネスで重要となる課題を考える。PAGE2001の全体像を描き出す。



●●●コンファレンス各トラックの解説●●●

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【メディア】トラック
デジタルメディアは個人の身の回りに一層浸透し,重要さもビジネスの機会も増える。紙メディアの代表である本の将来も大きな議論を呼ぶ段階になった。また双方向メディアとしてのインターネットの成長や,公的情報源のデジタル化など,コンテンツの量では紙メディアを超えることになった。メディアのデジタル化のインパクトを考える。

2/8 A1 動き出したeBOOK
◆モデレータ:イースト(株)/下川 和男
2/8 A2 第5のメディア:WEB
◆モデレータ:(有)イプシ・マーケティング研究所/野原 佐和子
2/8 A3 デジタルアーカイブ
◆モデレータ:国際日本文化研究センター/合庭 惇


【データ管理】トラック
メディアの制作がタテ割りで行われていたのが,デジタル化によりコンテンツ毎に管理するシステムが必要になり,利用側も管理システムと直結させてコンテンツの生成から制作,再利用という環を統合して設計しなおさなければならない。そのために表現メディア・出力媒体の制作と,コンテンツの生成・管理がどのように分けられつつあるかを知る。

2/9 A4 コンテンツ管理
◆モデレータ:富士ゼロックス(株) 軒野 仁孝
2/9 A5 ドキュメント管理
◆モデレータ:サイトロック(株) 佐々木 雅志
2/9 A6 DAM,アセッツ管理
◆モデレータ:富士通(株) 窪田 伸一


【XML】トラック
SGMLは情報管理を官軍や業界標準といった大きな枠組みで効率的に扱うための仕組みとして出発し,XMLは対照的にWEBの延長のように考えられたこともあったが,SGMLとXMLの対立や棲み分けがおこるのではなく,両者が融合的に進展しつつある。XMLの動向をふまえて,これからのXML/SGMLのシステムへの取り組みを捉えなおす。

2/8 B1 XML関連標準化動向
◆モデレータ:W3C/慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスSFC研究所 北川 和裕
2/8 B2 XMLのツール活用
◆モデレータ:(有)トライデントシステム 鶴岡 仁志
2/8 B3  XMLシステムの構築
◆モデレータ:(株)イー・ブリッジ 岡部 惠造


【eビジネス】トラック 
印刷ビジネスが世の動きの例外でなければ,これから10年後,印刷関連業務はネットワーク上のECとしてすべからく行われるようになるだろう。グラフィクサービスをする会社はサプライチェーンの一員として対外的にEC化する一方で,自社の内側はどのようにeビジネスに向かっていくのかを考える。

2/9 B4 印刷ECが目指すもの
◆モデレータ:日本印刷技術協会 小笠原 治
2/9 B5 日本のEC化の現状と課題(ECサイトのパネル)
◆モデレータ:日本印刷技術協会 小笠原 治
2/9 B6 受発注のEC化に備える(印刷会社のパネル)
◆モデレータ:日本印刷技術協会 山内 亮一


【出力とFA】トラック
作業のデジタル化は,JOB単位に,クリエイティブからプリプレス各作業,出力まわりと進み,それらがサーバ中心の一元的で統合的な環境になりつつある。さらに印刷以降も含めた統合的な情報管理の必要性が認識され始めた。出力まわりの動向,生産に必要なデータ管理,工程間での情報のリンクという3つの視点で今後の統合環境を考える。

2/8 C1 RIP/出力のワークフロー
◆モデレータ:富士ゼロックス(株)ISC 星名 勧
2/8 C2 FAのためのデータ管理
◆モデレータ:室蘭工業大学 三品 博達
2/8 C3 工程間のデータフロー
◆モデレータ:日本印刷技術協会 隈元 斗乙


【カラー】トラック
印刷はCMYKインキ濃度によって画像を管理する方法を確立した。これにはさまざまなメリットはあり継承されるだろうが,これ以上の進歩も考え難い。一方,カラーのデジタル化が進んで発達した色彩直接を計測して管理する方法に印刷も着目して,今までにはないソリューションを模索することが始まっている。今後どのような展開があるかを捉える。

2/9 C4 色管理から画質管理へ
◆モデレータ:(株)富士通研究所 臼井 信昭
2/9 C5 カラー標準化の新たな挑戦
◆モデレータ:(株)富士通研究所 臼井 信昭
2/9 C6 画像入稿の電子化
◆モデレータ:青山電子倶楽部(株) 新宮 武彦


【テクノロジー】トラック
DTPをスタンドアロン利用するとか紙への出力に使う範囲ではデジタル化は一段落したが,ネットワークやXMLなどIT,ECという文脈で大きく変貌しつつある情報環境に適合させるためには,今まで築いてきたモデルを進化させ,再構築しなければならない時代に入った。企業自身のERPから制作局面のツールまで,何を見直さなければならないかを考える。

2/8 D1 画像処理環境とツール
◆モデレータ:東京工芸大学 小野 文孝
2/8 D2 コンピュータtoシリンダ
◆モデレータ:日本印刷技術協会 相馬 謙一
2/8 D3 印刷ビジネスのIT戦略
◆モデレータ:日本印刷技術協会 大久保 充
2/9 D4 ワークフローからサーバ/DBへ
◆モデレータ:(株)ディジタルメディアシステム 江本 博治
2/9 D5 自動組版の方向
◆モデレータ:日本印刷技術協会 小野沢 賢三
2/9 D6 ネットワークプリント
◆モデレータ:松下電送システム(株) 小町 祐史


コンファレンスはすべてプリンスホテルで行われます。展示会場との距離は徒歩で約5〜10分です。各セッション間には1時間の休憩があり,展示を見ながら移動できます。



●●●セミナー各トラックの解説●●●

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【PDF Day】トラック
文書の電子配信フォーマット,そして印刷工程への活用などさまざまな顔を持つPDFを「ビジネストレンド」「印刷ワークフロー活用」「セキュリティ」の3テーマでフォーカスし,現在のビジネス活用動向,今後の可能性,そして限界を浮き彫りにする。

2/7 E1 PDF−ビジネストレンド
 ◆スピーカー:グローバルデザイン(株) 白旗 保則
2/7 E2 PDF−印刷ワークフロー活用
 ◆スピーカー:日本プロセス(株) 足立 仁 他
2/7 E3 PDF−文書配信とセキュリティ
 ◆スピーカー:グローバルデザイン(株) 白旗 保則/(株)ディアイテイ 山田 英史


【Digital Printing Day】トラック
マスプロによる生産,消費,伝達が今世紀の成果であるとすれば,21世紀の基本はパーソナルシステムによるビジネスの確立である。今までは得意としなかった,one to one,バリアブル,カスタマイズの世界を取り込まなければ,成長への階段は上がれない。

2/8 E4 One to One印刷ビジネス
 ◆スピーカー:大倉電機サービス(株)/イージー・システムズ・ジャパン(株) 佐藤 勝徳
2/8 E5 プリントオンデマンド
 ◆スピーカー:日本IBM(株) 海老沢 葉一/東京書籍印刷(株) 小林 肇
2/8 E6 マスからパーソナルへ
 ◆スピーカー:共同印刷(株)成毛 慎一/イー・エフ・アイ(株) 田中 和宏


【印刷の土台作り】トラック
21世紀の印刷会社のインフラ・キーワードとしてXML/SGML,マネジメントシステム(ISO,JIS),ネットワークの3つを取り上げ,各社の実例,あるいは構想を通して印刷会社としての土台をどう構築していくかを考える。

2/9 E7 XML/SGML利用事例
 ◆スピーカー:第一法規出版(株) 平林 宏章/(株)アイ・ビー・エス 桜井 恵三/(株)図研 瀬戸 宏
2/9 E8 印刷会社のマネージメントシステム
 ◆スピーカー:日立インターメディックス(株)(旧日立印刷) 樋口 宗治,高宮 弘房
2/9 E9 ネットワークと印刷ビジネス
 ◆スピーカー:共立印刷(株) 勝沼 温美/(株)KDDテクノロジー 小寺 豊一


【Webツール】トラック 無料セミナー
DTPとWebは,紙とモニターという異質なメディアにもかかわらず、制作環境・ツールは意外に接近しており両者は強力な連携メディアである。アドビシステムズ社、マクロメディア社、アップルコンピュータ社各社の最新ツール、最新ソリューション情報を紹介! 表現領域とビジネスチャンスを広げるヒントを是非見つけて欲しい。

2/7 F1 シームレスなWebパブリッシング 〜アドビのウェブソリューション〜 
 ◆スピーカー:アドビシステムズ(株) 中村 真理子/楠本 恵/笹原 奈津子
2/7 F2 進化するWeb制作環境構築
 ◆スピーカー:マクロメディア(株) 阿部 成行 他
2/7 F3 Desktop PublishingからDesktop Moviesへ 〜Appleのデジタルソリューション展開〜 
 ◆スピーカー:アップルコンピュータ(株) 永坂 良太


【Web制作】トラック
カタログ,書籍の構造とWebの構造はまったく異質である。Webが有用なメディアとして評価されるためには,製作者はその構造を熟知し,特性を活かした設計,表現でなければならない。企業のWebマスターの生の声も交えながら,Webメディアの設計,表現,制作体制を実践に則して語っていただく。

2/8 F4 サイト構築・設計
 ◆スピーカー:Silicon Cafe 森川 眞行
2/8 F5 表現テクニック
 ◆スピーカー:Silicon Cafe 森川 眞行
2/8 F6 制作体制/コラボレーション
 ◆スピーカー:本田技研工業(株) 辻 俊次/ドローイングアンドマニュアル(有) 中村 ゲンキ


【Webビジネス】トラック
Webを舞台とした新しいビジネスが確実に動き始めた。クライアントのWeb活用によってカタログ、チラシはどうなるのか、何をサポートできるのか。一方、印刷会社もWebを通じた新たなASPサービスを開始した。Webを巡るビジネス最新動向に注目。

2/9 F7 印刷会社のWeb ASPビジネス
 ◆スピーカー:土山印刷(株) 土山 雅之,奥村 建治/凸版印刷(株) 岩田 貴夫
2/9 F8 Webビジネスの検証〜何がサポートできるか〜
 ◆スピーカー:スユア e-パブリシング研究会 伊藤 博/(株)バガボンド 中山 隆司/システムセンター(株)上川
2/9 F9 Webビジネスの検証〜EC化の中の印刷〜
 ◆スピーカー:スユア e-パブリシング研究会 伊藤 博/ソフトバンク・イーコマース(株) 江口 孝/松下電工(株)住建分社 酒巻 芳正


記載内容は諸般の事情により変更となる場合があります。

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2000/11/10 00:00:00


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