本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

オフ輪/印刷機の数はどのくらいでしょうか?

〜印刷界OUTLOOK2002(8)〜

2002年4月1日

●オフ輪設置台数はピークに

 オフ輪はどのくらい設置されているのでしょう。日本印刷新聞社の調査によると,2001年の全国の中小印刷会社で稼働する商業・出版用オフ輪の状況では,設置会社数は前年より30社減の470社,設置台数では1396台となっています。このほかに大手3社(大日本印刷・凸版印刷・共同印刷)に設置されていると推定される280台前後,無回答分などを加え,全国で1700〜1800台のオフ輪が稼働していると推定されます。
 2000年は,1994年からのオフ輪増加傾向にブレーキがかかりましたが,2001年はその限界に達したようです。理由としては,デジタル化の進展によりメディアの多様化,多品種小ロット化など,需要状況に変化が起こっていることなどが考えられます。
 判サイズ別では,主に出版で用いられるB2判が887台で前年比5.3%減,全体では64.5%のシェアを占めます。次がカタログ用のA1で190台,B3の158台と続きます。
 都道府県別では,埼玉県が70社276台,大阪44社152台,東京30社148台の順になっています。

●印刷機械の生産台数は

 経済産業省の「平成12年機械工業統計年報」によると,2000年の印刷機械の生産台数は5807台で,前年比20.8%増となりました。3年ぶりの増加ですが,97年に比較すると10.8%減となっています。印刷機械の主力となる平版印刷機の生産台数は,前年比5.21%増の1927台,金額ベースでは同7.9%増の1707億5800万円でした。平版印刷機の内訳をみると,オフ輪の生産台数が前年比13.2増%の163台,金額ベースでは767億5700万円です。一方,枚葉印刷機の生産台数は,前年比4.5%増の1764台で,金額べースでは9.3%増の940億100万円です。2000年の伸びは,米国の好景気,またIT関連や金融再編などで広告費が増えて,印刷会社の業績も堅調だったためと思われます。
 製版機械は1万4504台で,前年比22.0%減と3年連続の大幅減,96年と比較すると66%減となり,半分以下となっています。これは,DTP制作の進展が影響したものと推定されます。製本機械は前年比7.6%増の1万2058台,紙工機械が同1.1%増の644台と,いずれも増加しました。

プリンターズサークル 2002年4月号より)

「印刷界OUTLOOK2002」の目次へ

2002/05/05 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会