多くの新聞社・出版社では紙とWebなどデジタルメディアへ情報発信をおこなうコンテンツホルダーとしての立場から、XMLをベースとした記事編集・素材管理の実現を目指している。
特に新聞社では、NewsMLが策定されたことにより、各社での動きが早まっている。
2001年2月には共同通信社が次期配信フォーマットとしてNewsMLの採用を決めている。また毎日新聞社でも、NSK NewsMLに対応した記事入稿・素材管理・編集に取り組んでいると言われている。
そういった中で、イースト株式会社ではNewsMLをベースにした新聞・雑誌向けの入稿・編集・検索システム「NewsBOX」を開発し、小中規模の新聞・出版社でも導入が容易なインターネット上のサービス提供を開始した。
記者は遠隔地からでもインターネット上で記事入稿がおこなえ、また所定のフォーマットにしたがって記事入力をおこなうだけで、NewsMLを意識する必要もない。また、蓄積された素材は、すべてインターネット上で共有される。当然ながら、厳格なセキュリティ管理で制限されている。
今回は、「NewsBOX」の仕組みと技術についてイースト株式会社常務取締役の下川氏に、また開発の契機となり、既に導入している日本食糧新聞社での状況について、同社情報システム室長の金子文雄氏にお話を伺います。
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