本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

進化を続けるリモートプルーフシステム

テキスト&グラフィックス研究会 拡大ミーティング

開催日時 2002年11月19日(火)
14:00-17:00(受付は13:30より)
趣旨

リモートプルーフのシステムが進化を続けている。従来の課題は(1)印刷色に近い色再現,(2)データ量と通信速度,(3)データ内容の保証(特にフォント情報)などであったが,(1)についてはICCプロファイルを利用したCMS技術の普及と汎用プリンタの性能向上,(2)と(3)についてはフォントエンベッドしたPDFの利用とADSLなどの安価な高速通信回線の普及によって,あるレベルまでは解決しつつある。

こうしたなかでリモートプルーフをネットワークをベースとした共同製作作業の一環として位置づけたシステムが登場しつつある。これまでお客さん任せでコントロールできなかった校正作業をグループウェアのような仕組みを利用し,より透明性の高い管理を実現するものやプリプレスワークフローのシステムと連動して自動処理を行うものが見られる。現在は限られた範囲での運用ではあるが,JDFを利用するシステムもあり,将来的にはJDFの特性を活かした,よりオープンなシステム連携の可能性まで見えつつある。

今回のミーティングでは,まずリモートプルーフに求められる要件を整理するとともに,ネットワークをベースとした新たな製作ワークフローの姿としてのリモートプルーフの可能性を探りたい。

講師と内容

●14:00-14:10 オリエンテーション

JAGAT

・リモートプルーフに求められる要件の整理

●14:10-15:00 リモートプルーフィングソフトウェア

日本ヒューレット・パッカード株式会社
 コマーシャルカテゴリマネジメント プロダクトマネージャ 徳永 信幸 氏

・JDFに対応したPDFとJobチケットを生成。受信側のクライアントは設定操作なしで,ドラッグ&ドロップするだけでプリンタから適切な設定でプルーフ出力できる。

●15:10-16:00 BEST Remoteproof

サカタインクス株式会社
 新規事業推進室 機材開発営業部マネージャー 堀本 邦芳氏

・発信側でプルーフを出力。分光光度計のBest Eyeで測色し,測色結果を含めたJDFファイルを作成し送信。受信側でも出力したプルーフをBest Eyeで測色し,測色結果を比較して正しい色再現かどうかを判定。

●16:10-17:00 SynapseInsite

クレオジャパン株式会社 テクニカルサポート部 平田 弘光氏

グループウェア的な要素を取り入れたソフトプルーフのシステム。CREO社のワークフローシステム「Brisque」や「Prinergy」と直結し,クライアントが校了したデータをオンライン出力可能。

会場 社団法人日本印刷技術協会 アネックス3F研修室
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
参加費 JAGAT会員・一般 10,500円
参加費振込先 参加費は、下記口座にミーティング開催日の2日前までに振り込み願います。なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代わりの方のご出席をお願いします。
  • 口座名:(社)日本印刷技術協会
  • 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430
申込み 内容の問い合わせは下記へご連絡ください。

社団法人日本印刷技術協会 研究調査部 テキスト&グラフィックス研究会担当
電話:03-3384-3113(直通)

お申込は,この 申込書 FAX(03-3384-3481)にてお申し込みください。
テキスト&グラフィックス研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。

主催 社団法人日本印刷技術協会

2002/11/14 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会