Thomas Chua氏の挨拶(FAGAT2002大会運営委員長)
FAGAT2002の組織運営の代表として一言ご挨拶申し上げます。アジア地域は経済的スランプから立ち上がる大変難しい時期に入っています。これは印刷も同様です。そのような時期にシンガポールにおいでいただきFAGATを開催することは意義深いことです。FAGAT2002は実はプリンテック・アジア2002と同じ時期を予定しておりました。組織委員会としては、大規模な会議を目指しましたが、プリンテック・アジア2002は参加レスポンスが少なくやむなく延期され、若干規模を縮小してFAGATを実現いたしました。経済的には厳しい状況ではありますが、アジア地域の各国が力を合わせ、孤立せづ問題解決にあたっていくべきだと考えています。今回はメンバー国すべてから派遣団を送っていただきましたことに感謝致します。今日と明日の2日間で参加7か国の皆さんにそれぞれの国の状況についてプレゼンテーションを行っていただきます。また、開催期間中にアジアの印刷業界のトップの方々との交流を図っていきたいと思います。今回はまた、オーストラリアからお二方をオブザーバーとしてお招きしております。 今回のFAGATが実り多いものとなることを期待しております。最後にFAGATを実現するために財政面のご協力をいただきましたスポンサーの皆様と海外からのご参加の皆様に改めて感謝申し上げます。
Bob Lee氏の挨拶(Print&Media Association、Singapore会長)
海外から多くのお客様をお招きし、FAGAT開催のご挨拶をさせていただきますことは大変光栄に存じます。シンガポールならびにこのアジアの地域には政治的にも経済的にも多くの問題があります。しかし今回は海外からも大変多くの方々にお越しいただきました。またオーストラリアからも2名がオブザーバーとして参加していただきました。シンガポールからも予定者全員が参加いただき感謝いたします。アジアの地域が協力してFAGATに集まることは大変重要なことで、FAGATの基本的ポリシーはそれぞれの地域各国が持ち回りでFAGATを成功させるということです。アジアと言っても非常に広く多様化した地域で、その業界のトップの方が一同に会するということは容易なことではありません。しかし広範なアジアの国の方々が定期的にアイデアや情報を交換することで、お互いにネットワークが構築でき、友好とビジネスチャンスができると思います。昨日のFAGAT総会においてもさらに参加国を増やしてフォーラムを拡大していことを話合いました。そのことでアジアにおいて印刷が継続的に発展していくことをお願っております。FAGATにおいて最新技術動向や経済状況を得ていただきたいと思いますが、一方国によって経済、技術状況にかなりの落差があります。FAGATを通じて各国の進捗状況を交換し合うことも重要な役割です。現在の社会は非常に早いテンポで進んでいますので、各国から現状の技術と経済状況を報告をしていただく予定です。そのことが参加各国のビジネスにおいて役立つことでしょう。
FAGATは1996年に日本のJAGATの主導のもと設立されました。当初の目的は、アジア各国が協力しあうことで、継続的に印刷業界が発展するように、というのが主旨でした。現在は、経済がグローバル化しており、ますます国と国とのコンタクトが重要になっています。特に人の移動、資本の移動が進んでいますFAGATのような交流は、各国間のビジネス促進には大変有効であると考えます。そういう意味からも、今回のFAGATが皆さんにとって有意義な大会になることを祈っております。
2003/01/08 00:00:00