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漢字コード標準化の新しい流れ

テキスト&グラフィックス研究会 拡大ミーティング

開催日時 2003年8月5日(火)
14:00〜16:00(受付は13:30より)
趣旨

 日本人は日常生活のなかで,どのくらいの漢字を使用しているのであろうか。
 「常用漢字」は1,945字であり,第一水準2,945字,第二水準3,390字の合計6,355字である。また,新聞などで使われる漢字は,5,000字程度にとどまり,『大辞林』のような大型の国語辞典でも,7,000字程度になっている。
 広く使われているISO/IEC 10646には,約7万字もの漢字が符号化され,さらに拡張作業が続いている。これは,研究・学術上では価値を持つが,日常生活にはふさわしいのだろうか。また,漢字のフルセット開発には,膨大なコストと時間を必要とするにもかかわらず,それに見合う適用業務の需要が多くはないのである。

 そこで,情報処理学会試行標準IPSJ-TS 005:2002として符号化文字基本集合(BUCS,Basic Subset of Coded Character Sets )が公開された。
 これは携帯情報機器,OCR認識などの漢字情報処理装置の普及に対応した適切なサブセットであり,学会試行標準/WG 5小委員会(主査 松岡 榮志氏)が,ISO/IEC 10646-1:2000の中から,約8,000字を選んだものである。
 本ミーティングでは,国際提案の乏しい日本において国際標準となりつつある,基本サブセット「符号化文字基本集合」を中心に,漢字コード標準化や電子化に伴う異体字処理についてお話を伺う。
符号化文字基本集合(BUCS)

講師と内容

●14:00〜16:00
 符号化文字基本集合(BUCS)と異体字処理をめぐって

東京学芸大学 教授 松岡 榮志 氏

   (講師プロフィール)
      ISO/IEC JTC1/SC2/WG2/IRG 委員
      情報処理学会試行標準WG5小委員会主査
      主に魏晋南北朝文学,中国語の社会言語学的研究,
      中国語文献の情報処理を専門としている

会場 社団法人日本印刷技術協会 アネックス3F研修室
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
参加費 JAGAT会員・一般 10,500円
参加費振込先 参加費は、下記口座にミーティング開催日の2日前までに振り込み願います。なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代わりの方のご出席をお願いします。
  • 口座名:(社)日本印刷技術協会
  • 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430
申込み 内容の問い合わせは下記へご連絡ください。

社団法人日本印刷技術協会 研究調査部 テキスト&グラフィックス研究会担当
電話:03-3384-3113(直通)

お申込は,この 申込書 FAX(03-3384-3481)にてお申し込みください。
テキスト&グラフィックス研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。

主催 社団法人日本印刷技術協会

2003/08/01 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会