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Webビジネスに必要なサイト再構築の考え方と実践

通信&メディア研究会techセミナー

ブロードバンドの普及でインフラが整いつつある昨今,ECやeカタログ,eラーニングに見られるようにWebサイトはユーザがインタラクティブにコミュニケーションを行う場となり,Webビジネスにおいては「ユーザの使い勝手=ユーザビリティ」が重要になる。

紙でもどんなに素晴らしい編集,デザインだからといってその本や雑誌が売れるとは限らないように,ユーザビリティを考慮したWebビジネスにも同じことが言えるが,ユーザの使い勝手への取り組みはWebビジネスを成功させる最低限の鉄則であり,未着手の企業サイトにとっては,今すぐに取り組まなくてはならない課題である。

今回は,ユーザがインタラクティブに関わるようなECのサイト構築やコンテンツ制作のWebビジネスに携わる企業を対象に,ユーザビリティの考え方とそれを活かしたビジネス事例を紹介する。ユーザビリティの実践には,ユーザビリティのきちんとした理解やプロセスを知ることが必要である。そこでユーザビリティの要素の一つである「情報設計」,ユーザビリティの高いサイト構築を進めていく上で目指すべきゴールに当たる「ユーザ・エクスペリエンス・デザイン」, これからのECやeカタログサイトで多くの利用が期待される「RIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)」の3つの視点に着目する。

■構成と内容

 
10:30-11:30
ユーザビリティ向上を支援する情報設計
 
ラプラス取説研究所 インフォメーション・アーキテクト 
高山 和也(たかやま かずや) 氏
 
  • ユーザビリティに含まれる要素
 
  • 情報設計の必要性
 
  • 基本的な情報設計の考えかた
 
  • 媒体に依存する情報設計/依存しない情報設計
▼講師プロフィール▼

大手電機メーカーでマニュアル制作を中心に取扱情報構築業務に従事した後,独立。現在はマニュアル制作や業務文書の分析評価などの文書情報関連業務を中心として活動する一方で,Webサイトの評価,情報デザイン関係の業務にも注力している。「ユーザーの実感」を大切にすることが信条。
ユーザビリティについては,業界団体による電子マニュアル評価ガイドライン策定(1997〜)への参加など,早い段階から興味を持って見守ってきた。

●12:30-14:30
ユーザ・エクスペリエンス・デザインの実践とプロセス
 
ネットイヤーグループ株式会社 ユーザエクスペリエンスデザインセンター
バイスプレジデント 高 京樹 (こう きょうじゅ)
 
  • ユーザー エクスペリエンス デザインの基本思想
 
  • ユーザー エクスペリエンス デザインのプロセス
 
  • ブロードバンド時代のユーザー エクスペリエンス (RIAデモ)
▼講師プロフィール▼
日本アイ・ビー・エム大和研究所、マルチメディアクリエーションセンターで、
CD-ROM、ビデオ・オン・デマンド、情報キオスク、ウェブサイトなどインタラクティブメディアの開発を担当。
Grey Interactive Japan の Division Headを経て、2000年6月にネットイヤーグループ株式会社に入社、ユーザー エクスペリエンス デザインセンターを統括する。
主要プロジェクトとしては、ユニクロドットコム、MONEYKit アドバイスエンジン(ソニー銀行)、UFJ 銀行、Biglobe、MONEX 証券、au EZWeb メニュー設計, audesign project など。
米国CHI学会、IBMユーザー研究会、MacWorld、Macromedia DevCon等、学会発表、講演活動も多数行なう。
New York University, Tisch School of the Arts, Interactive
Telecommunications Program 修了。

●14:45-17:00

RIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)事例紹介
 
 
RIAの概要と市場でのポジション
 
株式会社野村総合研究所 主任ITデザイナ 
三井 英樹 (みつい ひでき)氏
 
  • RIA化するWebアプリケーションの流れ
 
  • Flashプロジェクトの概要
 
  • 開発上の問題点と解決策
 
  • 今後の展開
 
▼講師プロフィール▼
日本DEC、某総合研究所等を経て、野村総合研究所・情報技術本部所属、ITデザイナ。Web開発における、デザイナとエンジニアとの協労がテーマ。社内RIAシステムの調査研究と共に、RIAコンソーシアムの技術推進部会長。

  RIA最新事例紹介
株式会社アイ・ティ・フロンティア RIAソリューション部 主任
吉谷 誠 (よしたに まこと)
 
  • Flashを利用したアプリケーションの二極化
 
  • 広告と一体となったFlash
 
  • システムとしてのFlash
 
▼講師プロフィール▼
入社以来、オープン系の開発を一貫して担当。
現在、顧客向けRIA導入コンサルテーション〜社内技術者指導、Flashビジネスコンポーネント及びRIAソリューション開発を行っている。
RIAコンソーシアムの立ち上げにも早期から関わり、Webの世界を変えるRIA展開の活動を支えている。
   
■会場
 
社団法人日本印刷技術協会 アネックス3階研修室 (〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
 
■参加費
 
JAGAT会員 22,050円 / RIAコンソーシアム会員/ 22,050円 / 一般 31,500円
 
■参加費振込先
 

参加費は下記口座にミーティング開催日の2日前までにお振り込み願います。なお,お申し込み後の取り消しはお受けできません。代わりの方のご出席をお願いします。

  • 口座名:(社)日本印刷技術協会
  • 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430
■申込み
 
申し込みの請求,内容の問い合わせは下記へご連絡ください。
社団法人日本印刷技術協会 研究調査部 通信&メディア研究会担当
電話:03-3384-3113(直通)

または、 申込書 を出力して FAX(03-3384-3481)にてお申し込みください。
通信&メディア研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。

■主催
 
社団法人日本印刷技術協会
協力:RIAコンソーシアム

2004/05/31 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会