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メタデータによる検索,編集,配信の効率化

通信&メディア研究会 techセミナー
巨大なデータベースとなったWWWではメタデータに基づいてコンピュータが推論を行い、ウェブ自身が意味を表現する「セマンティックWeb」の研究が進んでいます。データに関する構造化されたデータである「メタデータ」を管理する技術は,大量の情報の高速検索や,効率的なマルチメディアデータの編集,配信に欠かせません。アドビ社は全製品をXMPに対応させ,ブログやニュースサイトでは要約などのメタデータを記述するRSSの利用が増えてきました。メディア制作で今後ますます重要となるメタデータの最新動向を紹介します。

概要
■開催日時 2004年2004年10月6日(水) 13:00〜17:30
■会場 社団法人日本印刷技術協会 アネックス3階研修室
 (〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
■スケジュール
13:00〜14:00 Webページ:セマンティックWebが実現する次世代Web

セマンティックWebが登場した当初は,エージェントにより何でもできるというイメージを打ち出し過ぎたため,推進派と懐疑派にわかれ,懐疑派からは多くの批判も浴びた。しかしセマンティックWebも研究が進み,2004年2月にはW3CでRDFとOWLの勧告が発表されるなど,着実に発展している。
メタデータを調べるときに誰もが一度は訪れるサイト「The Web KANZAKI」。このサイトを運営する神埼氏がRDF・RSS・Dublin CoreをはじめセマンティックWebなどの最新動向を紹介します。

株式会社 ゼノン・リミテッド・パートナーズ 代表 神崎正英 氏
The Web KANZAKI運営,法政大学経営学部,慶応義塾大学文学部,京都精華大学人文学部,東京女子大学現代文化学部講師,主な著書:ユニバーサルHTML/XHTML,プロフェッショナル電子メール
14:10〜15:10 映像:ブロードバンド時代の映像コンテンツの流通

ブロードバンド時代には,映像コンテンツをどこでも見ることが出来る映像のユビキタス性が高まります。映像に属性情報を付加することで,大量の映像に対してユーザが好きなものを好きな時間に見るという環境をスムーズに実現します。TV-Anytimeフォーラムの副議長である亀山氏が,MPEG7やTV-Anytimeなど映像分野におけるメタデータの国際標準の動向を紹介するとともに,ブロードバンド時代の映像コンテンツ流通のあり方について解説していただきます。

早稲田大学大学院 国際通信情報通信研究科 教授 亀山渉氏
1985年早大理工電子通信卒、1987年同大学院修士課程了、1990年同大学院博士課程了。1989年早大理工助手。1992年(株)アスキー入社。(株)GCL、France Telecom CCETT (放送通信研究所)、(株)アスキー未来研究所等に出向し、ディ ジタルビデオ符号化方式、VODシステム、マルチメディア表現方式の研究開発 に従事。1998年、(株)メディアグルー取締役。1999年、早大国際情報通信研究 センター助教授。2002年、早大大学院国際情報通信研究科教授 (現職)。 ISO/IEC 13522-1及び-8のエディタ、ISO/IEC JTC1/SC29/WG12議長を歴任。 2001年よりTV-Anytime Forum副議長。工学博士。
15:20〜16:20 メディア制作:XMPが制作ワークフローに与えるインパクト

撮影日時,作者などデータの属性データを,ユーザに意識させずにアプリケーションのバックで管理する技術XMP。最近では写真家などが,デジタルカメラで撮影した写真などの管理や編集において,意識して活用するようになつつあります。アドビの西山氏からは,Photoshopを初めとしたアドビ製品のXMP対応状況,XMPによりワークフローがどのように効率化するか,などを解説していただきます。

アドビシステムズ マーケティング部 クリエイティブプロフェッショナル部 西山 正一氏
2001年8月よりアドビシステムズ株式会社にてLiveMotion、GoLiveなどのWeb関連製品 のマーケティングを担当。現在は、Adobe Creative Suiteを中心としたネットワーク パブリッシング市場やクリエイティブプロフェッショナル市場のマーケティングに従 事。
16:30〜17:30 ニュースコンテンツ:素材の有効利用を実現するNewsML

〜毎日新聞社の利用事例〜
NewsMLの導入で最も進んでいる毎日新聞社。同社におけるシステム開発の中心である小野寺氏を招き,システム導入の苦労と効果,NewsMLで広がるテキスト・画像・動画のニュース素材配信の可能性,IPTCなどについて紹介いただきます。

毎日新聞社 制作技術局技術センター メディア・業務担当副部長 小野寺尚希 氏
■参加費 一般 1名 22,050円,協会会員 1名 15,750円(CM研メンバーの方はFAXで送付の案内でお申し込みください)
■お申し込み

申込書 を出力して FAX(03-3384-3481)にてお申し込みいただくか,下記まで申し込み書をご請求ください。 (通信&メディア研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。)

・内容の問い合わせ/申込書の請求:
 社団法人日本印刷技術協会 研究調査部 通信&メディア研究会担当
 電話:03-3384-3113(直通)
・振込みの確認,申込書送信の確認
 社団法人日本印刷技術協会 管理部販売事務担当
 電話:03-3384-3111(直通)

■主催 社団法人日本印刷技術協会 通信&メディア研究会

2004/10/01 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会