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QRコード〜最新技術まで、2次元コード活用の見取り図

〜QRコードが紙の活用価値を高め新たな印刷チャンスを生み出す〜 通信&メディア研究会 tech Seminar

開催日時 2004年11月18日(木)
13:00-17:20(受付は12:30より)
趣旨

今回のセミナー企画の過程で、QRコード活用に関するリリースがこの秋にかけて驚くほど多数でているということを知り、改めてビジネス活用の旬を迎えているという実感を得ました。その中からそれぞれ志向性の違う3つの厳選した活用事例と、最新技術である「印刷対応型ステガノグラフィ」を紹介します。

2次元コードが印刷媒体に新しい活用のアイデアをもたらし、それが携帯電話などを通してITと緊密に結びつくビジネスの形を技術〜活用の実際まで立体的に把握していきたいと思います。

★QRコード……2次元コードの一種で「リーダにとって読み取り易いコード」を主眼に潟fンソーウェーブが開発、1994年に発表したもの。バーコードが一方向だけに情報を持っているのに対し、QRコードは、縦、横二方向に情報を持つことで、記録できる情報量を飛躍的に増加させた。

関連レポート
印刷対応型のステガノグラフィ(2次元コード)とは

構成と内容

[講師や時間割はやむを得ず一部変更する場合がございます]

13:00-13:25◆
2次元コードの進化
[技術オリエンテーション]

(株)富士通研究所 主管研究員 野田嗣男氏

・バーコード〜QRコード〜最新技術の可能性まで、2次元コードの技術的進化の流れを解説する。

13:25-14:20◆
印刷型ステガノグラフィーの可能性と課題
【最新技術トピックス】

(株)富士通研究所 主管研究員 野田嗣男氏

・6月のリリース以来大きな反響を得ているというこの技術は、従来から開発されてきたステガノグラフィを、はじめて印刷に対応できる形にした所に大きな特徴がある。ステガノグラフィとは、商品画像等にデータを埋め込める新技術である。その開発担当者による、ビジネス展開の可能性&技術解説、そしてデモを行なう。

14:30-15:15◆
名刺印刷へのQRコード活用
【ビジネス活用事例1】

(株)アオキ・オフィスサービス 取締役営業推進部長 青木慎吾氏(オンデマンドアワード2002・CAPベンチャーズ賞受賞)

・名刺印刷に専門特化して15年の社歴を持つ同社は、Web受発注システム、オンデマンドへの取組み等常に先進の仕組みに取り組んでいる。そしていち早く名刺へのQRコード対応も手掛けている。

15:15-16:15◆
写真(音ぷり)へのQRコード活用
【ビジネス活用事例2】

(株)フォトハイウェイ・ジャパン MS事業本部 部長 船越靖逸氏

・写真に記載されたQRコードをカメラ付き携帯電話で読み取ることにより、音声や動画が楽しめるサービス「音ぷり」(富士写真フイルム(株)との提携)を中核にBtoC、BtoCの両面の仕組み作りをしている。

16:20-17:20◆
出版(地図)へのQRコード活用
【ビジネス活用事例3】

(株)アルプス社 制作本部 製品企画部執行役員 部長 山口 久典氏

・書籍道路地図「アトラス」シリーズで知られる同社は、「デジタル媒体とのコラボレーション」を目指す一環として同書内にQRコードを付し、出かけ先のグルメ情報、宿泊情報、予約を簡単に行なえるようにした。

講師プロフィール ●野田 嗣男(のだ・つぎお)
株式会社富士通研究所 ペリフェラルシステム研究所 主管研究員 
――1978年度、(株)富士通研究所入社。プリンタの制御方式の研究を経て、1987年からカラー静止画像のデータ圧縮に研究の中心を移し、JPEG国際標準化を進めた。1997年頃から、現実空間と電子空間をつなぐ研究を開始し、モバイルイメージスキャナの研究開発と並行して、カメラ付携帯電話での使用を想定したバーコード認識およびステガノグラフィの研究を推進。

●青木 慎吾(あおき・しんご)
株式会社アオキ・オフィスサービス 取締役営業推進部長
――1997年、(株)アオキ・オフィスサービス入社。「東京名刺センター」の印刷、営業、名刺のWeb受注チームの立ち上げなどを経て現在、取締役営業推進部長。富士ゼロックスのDSF(Document Service Forum)の分科会にて二次元バーコードの研究にも参加している。

●船越 靖逸(ふなこし・やすいつ)
株式会社フォトハイウェイ・ジャパン モバイルソリューション事業本部 部長
――印刷会社、ソフト会社を経て(株)フォトハイウェイ・ジャパンに入社。モバイル向けサービスの企画販売責任者。2000年よりBIGLOBE上でのPC向け画像配信サービス「ハピショットムービー」や「PhotohighwayBB」などを手がけ、またモバイル向けでは2002年よりサービスを開始した「フォトこみゅ」「フォトエフェクター」等の企画立案を手がける。

●山口 久典(やまぐち・ひさのり)
株式会社アルプス社 制作本部 製品企画部執行役員 部長
――1988年4月、松下電器産業(株)入社。同社にて携帯電話用途などの液晶ディスプレイの開発商品化を手掛ける。2002年3月、(株)アルプス社に入社、コンシューマ向けの書籍地図・電子地図の製品企画に携わる。

対象 印刷〜ITまで印刷業界の全ての方
(営業、制作、技術者、管理職、経営者等)
会場 社団法人日本印刷技術協会 アネックス3階研修室
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
参加費 JAGAT会員 15,750円 / 一般 22,050円
参加費振込先 参加費は下記口座にミーティング開催日の2日前までにお振り込み願います。なお,お申し込み後の取り消しはお受けできません。代わりの方のご出席をお願いします。
  • 口座名:(社)日本印刷技術協会
  • 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430
申込み 申し込みの請求,内容の問い合わせは下記へご連絡ください。

社団法人日本印刷技術協会 研究調査部 通信&メディア研究会担当
電話:03-3384-3113(直通)

または、 申込書 を出力して FAX(03-3384-3481)にてお申し込みください。
通信&メディア研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。

主催 社団法人日本印刷技術協会

2004/11/17 00:00:00