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わが社のこだわり

わが社のこだわりは,相互利益,共存共栄,創造ですね。
昨今,コスト削減が叫ばれてますが,ある程度のクオリティというものがなければやはりエンドユーザも動かないと思うんですよね。だからある程度の品質で値段もギリギリのところで提案をさせていただいてます。そしてどんな小さな仕事でも全力で取り組み納得のいくカタチで仕事を進めていきます。お客さんの言われるままに仕事を進めていくわけではないので衝突もありますし,意見が合わず取引がなくなる時もありますが。こちらもビジネスとしてやっている以上はマイナスでは動けません。
お客さんと一緒に成長をしていきながら常に新しい事業提案・販促企画を提案していこうと思います。

(名古屋・NETAXIS営業兼デザイナーdio)


先代から今の2代目社長に代わって3年目になります。
社内の一番の変化は「あいさつ」です。入退社はもちろん,来客や社員同士のあいさつが活発になり,お客様からも元気な企業,さわやかな企業としてイメージアップにつながったと思います。
これは今の社長が就任時に先代とは違う「自分流」の一つとして,「元気なあいさつの声が聞こえる会社」にしたいという考えで始めました。その時に幹部社員に言ったことは「一般社員があいさつする前に,管理職が先にあいさつをすること」でした。1年ぐらいは声の出ない管理職や先輩・後輩感覚から抵抗感のある人もいましたが,社長のこだわりで今では見事に定着しました。
(大阪・営業課長)


わが社は小さい会社ながら,明治時代からさまざまな時代を経て,今日まで経営を続けてこられたのは,地域社会のさまざまな層が支えてくれたからこそと思っている。地域と密着した会社であることが将来の経営においても同様に重要なことである。だから地域にとっての問題はわが社にとっても最優先すべき課題であるという考えで,いつも取り組むべき課題を決めている。
人材獲得のために地元企業へのUターンを推奨するとなると,そのための会社案内のキットをいち早く作った。かつての公害問題から最近の環境問題まで,無償でポスターを作って配ったこともある。どんな時にも社会が変わる時には印刷物作りでお手伝いをすることができる。
地域のコミュニケーションの第一線にいることがわが社のこだわりである。このことはこの地域の住民でもある働く人の意識も変えてきた。仕事に関係することでも住民の立場で発想することは真実である。結果的に地域の動向に感度が高くなると仕事も取れるものである。
今はメディアは印刷物だけでなく,ホームページの立ち上げなども請け負うが,心は同じである。この地域において複雑な技術をひけらかしてもあまり収穫はない。それよりもシンパシーが重要である。
(匿名希望)


私なりに自負できるモノを確立したいとは思っています。
中小企業の良いところ,社会性や人間性で何か「売り」を作りたいと思っています。
会社組織で構えるとなかなか意思疎通ができないところもあります。すべての従業員・管理職・役員など思いや考えが違います。
せめて,自分だけは考え方,行動に社会性や人間性を感じ取る「こだわりの人」になりたいと考えます。
@やりたいこと,Aやれること,Bやるべきことの3つの目標で。
(匿名希望)


1980年代の電算写植システムの導入が社風を大きく変えるきっかけとなり,若い社員が増えて,折りしも社内の作業を9801などのパソコンに切り替えていった結果,コンピュータのプログラミング能力が高まった。
それで文字情報処理関係の仕事が増えるとともに,一般の文字物でもコンピュータの技術書の出版社との付き合いが多くなり,お仕事もいただくし,先方の原稿編集システムの担当者と社内のスタッフが仲間同士のようにもなることができた。
このことは大きな刺激になり,自分たちが必要なモノは自分で考える,自分で工夫するというのが現場のコダワリになった。作業内容によっては市販のソフトで済ませたほうがトータルでは安い場合もあるが,若干残業時間が掛かったとしても,自分で自分の課題を突き詰めて考えることは,目下の作業効率以上のメリットがあるとして,自作ツールで仕事の改善をすることを薦めている。
しかし,収支の度を越したことはしないように見張っている。自作のメリットは,外注でプログラムなどを依頼した場合にありがちな,オーバースペックに陥らず,かえって必要以上のことはしないですむことによるものが大きい。
かつて活版工場を整理した際に,さまざまな自作工具が見つかった。自分の手で仕事の改善をするというコダワリは,ずっと昔からあったのかもしれない。
(匿名希望)


品質へのこだわりが何よりも当社にとっては最大のこだわりだ。製品品質には何の関係もない,肉眼で見えないような印刷の汚れを指摘されて,刷り直しとなった経験をもつ印刷会社なら,顧客の要求する「品質」を苦々しく思っていると思う。確かに行き過ぎだと思う面はあるが,パッケージの小さな傷や取扱説明書の誤植で,製品本体の品質までも疑うのが日本人なのである。
製品本体の信頼性を高めたり,高級感を付加することが印刷に求められている。そして,それができるだけの技術力を当社はもっている。
顧客の業種によっては,品質管理への取り組みが存亡を決することさえある。そんな顧客の信頼にこたえることが当社の使命であり,またそれを可能にする品質へのこだわりこそ,当社の存亡を決するものだと思う。
(匿名希望)


企業の不祥事が大きなニュースとなる状況がこの数年来続いているが,ここにきて情報開示に関する不正が目立っている。
小なりと言えども,ディスクロージャーを最優先に会社経営を行ってきた経営者として,大企業の現状には開いた口がふさがらない。
企業倫理が問われる時代にあって,会社を私物化するようなやり方は言語道断である。今後とも透明性の高い経営を続けていく必要性を再確認した次第である。
(匿名希望)


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2005/04/11 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会