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印刷関連市場、資材統計から見る景況

主要市場動向

1月の書籍・雑誌販売金額前年比は▲3.2%であった。2004年12月までは4ヶ月連続で前年を上回ったが再び前年割になった。書籍は微減の▲0.4%、雑誌は▲5.3%で大きな減少となった。
書籍についてはミリオンセラーが2点あり、1月の前年割れは前年が良過ぎたからのようだ。1月は、ここ20年間ではじめて週刊誌の発行部数が一億冊を割り込んだという。韓流スターのニーズで女性週刊誌が盛り上がっているが、コミックの停滞が続いている限り回復はむずかしいと見られる。

1月の広告業の売上前年比は6.6%増であった。8月以降11月まで伸び率鈍化が続いていたが、12月(4.5%増)、1月と盛り返した。1月の特徴は、海外広告を除く全ての分野で前年を上回ったことである。マス4媒体は新聞、ラジオが4.8%増で、雑誌、テレビはそれを上回る伸びとなった。SP関係では、屋外広告が13.0%増と2桁で伸び、折込・ダイレクトメール(7.3%増)、SP・PR・催事企画(6.4%増)も好調に推移した。折込は、金融業、サービス業からの出稿が好調だった。

仕事の状況

1月の一般インキ出荷販売量前年比は▲1.7%であった。12月に続いて2ヶ月連続のマイナスである。平版インキは7.0%増で非常に好調だったが、グラビアインキが0.3%増の微増に止まり、樹脂凸版インキ(▲7.0%)、金属インキ(▲29.2%)がかなり落込んだからである。
この1年は、好調な平版インキ、堅調なグラビアインキ、月による大きな変動を繰り返しながら減少する樹脂凸版インキ、そして2桁のマイナスが続く金属インキといったパターンで推移した。

1月の印刷情報用紙の出荷販売量前年比は1.3%増であった。非塗工印刷用紙は中級印刷用紙が6.5%増と大幅に伸びたが他の3品種も悪く全体としては微減(▲0.8%)。塗工印刷用紙は、主力のコート紙が2.0%と堅調で、マイナスが続いていたアート紙も5.0%増となって堅調であった。軽量コートは▲0.5%の微減、微塗工印刷用紙は7.1%増である。その他、白板紙は▲2.2%、包装用紙▲2.7%、フォーム印刷用紙▲6.3%など、塗工紙の一部を除いて低迷した。

(「JAGAT info2005年5月号」より)

■関連情報:印刷業界データ

2005/07/20 00:00:00


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