本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

各地の声(2005.8)

福島:商業,事務,その他

売上高は何とか確保し続けているが,内容の悪化に歯止めが掛からない。資材料を使っている割には価格に反映できていないように見える。市場価格の低迷に踊らされている(踊っているのかも)のかもしれない。

茨城:商業

価格競争と受注低迷が続いている中で,追い討ちを掛けるように材料費が値上げになった。まだまだ先行きは不透明ですが,いかにコストを下げつつ効率を上げていくかが課題です。

東京:商業

当社はオフセット印刷機による印刷以外に,店頭POP・少量ポスター・のぼりなどの制作も営業しています。現在は,大型プリンタを数台設置してフル稼働の状況ですから,POPなどの設備増強を考えています。

岐阜:商業,事務

昨年実施された市町村合併の影響が,今年になって現れ始め,比較的大きな仕事を他市の印刷会社にもっていかれたりしています。病院の電子カルテ化の進展は,特に健康診断の複写伝票など帳票類に影響して印刷会社の仕事量を減らします。当初はセキュリティ面から,電子と紙の両媒体が両立していたのですが。地方の印刷会社も大変苦しくなってきました。負けてはおられないが!!

愛知県:商業

3月に開幕した愛知万博「愛・地球博」が大盛況のうちに閉幕を迎えようとしています。予想をはるかに超える2000万人もの人々が詰め掛けたようです。反面,閉幕後の当地の経済情勢が気になります。

和歌山:出版,商業

当地は商圏が狭い上に,競合の参入もあり,行政関係も減ってきていて状況は厳しく,8月までマイナスが続いています。9月は衆院選関係の仕事が入ってようやくプラスになる見込み。当社の人員規模は経営が難しい時代です。関西で「ぼちぼち」と言うと「そこそこ」の意味ですが,みな一様に「さっぱり」と言いますから,どこも状況は芳しくないようです。原因は分かっています。社員もその気になってくれていますし,経営者自ら明るくするようにしています。今は我慢,これから巻き返します。

大阪:商業

8月は稼働日が少なく,売り上げ・受注ともダウン。9月に盛り返しを図りたい。

大阪:商業

売り上げ目標に対し,順調に推移しています。

石川:商業

先月(8月),竹橋プリンティングセンター内に東京事務所を開設しました。

徳島:出版,商業

8月も赤字になりました。2カ月連続です。稼動に10〜15%の空きができ,人員削減もやむを得ない状況ではないかと思っています。雇用確保を考えれば,安くてもいいからとにかく仕事確保が優先です。業界をかく乱しているかもしれません?

福岡:商業

今年度初めて前年実績をクリアできました。ただし,外注ものの比率が非常に高くなっています。

沖縄:商業

観光客向け宿泊施設が好調なこともあって,ホテル需要などは比較的好調です。逆に官公需が伸び悩んで,民間向けの伸びを食ってしまっています。政府が進める三位一体など予算削減などの影響で,官公庁が年1回発行してきた定期刊行物などが明確に予算化されていなかったりします。県内はオフ輪保有会社が3〜5社あって,需要を考えると供給過剰状態に思えます。用紙は供給元が在庫放出中の模様,幸いにも大幅値上げは現段階で見送られているようですが,いずれ原油価格高騰の影響が各方面に出てくるでしょう。

(「JAGAT info 2005年11月号」より)

2005/11/25 00:00:00


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