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今後増えていくRGBベースの色基準

 デジタルカメラの普及により,印刷用原稿としてRGBデータが数多く入稿されるようになった。しかし,運用ルールが確立されていないため,データ形式や画像品質などの問題点も多い。



 デジタルカメラによるRGBデータ入稿の現状や課題,RGBワークフローの構築について,光陽社の柳沢健次氏にお話を伺った。

 本来のRGBワークフローの入稿部分は,いわゆるDAM(Digital Asset Management)でありデータベースからダウンロードする形である。DAMに乗せた段階で,画像データの色が確定しているはずなので,基本的にそのままプロファイル変換すればよい。そこから先は,印刷やWebなどいろいろ使い回すことができる。
 RGBデータを最適化するための画像処理のノウハウは,製版部門で画像処理を行っている人がもっているが,その人材に一番不足しているのは,RGBで画像を扱うという経験である。RGBを色の基準とする考え方は,今後増えていくだろう。したがって,RGBの画像処理は必要になる。

(概要報告はJagat Info 2006.3号,詳細報告はテキスト&グラフィックス研究会会報 Text & Graphics No.239に掲載しています)

(テキスト&グラフィックス研究会)

2006/03/11 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会