本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

DTP制作の効率化を支援する自動レイアウトツール

 DTPでは、自動組版を中心に制作のための効率化ツールが目立ちはじめた。これらは,DTPアプリケーション単体では効率化が困難な作業に対して,ソフトウェアによる自動化を行うことにより,効率アップや信頼性の高い作業を実現することができる。



 カタログ、チラシ、情報誌などのDTP制作ワークフローを効率化するためのアプローチとして、自動組版という手法が存在する。しかし、世の中の自動組版パッケージを見渡すと、どれも大規模ばかりで現場で使いこなせるか疑問もある。また、導入コストも比較的高価で、ますます自動組版の敷居は高くなり、導入は難しいという先入観をユーザに与えている。
 2006年春、新たに登場したGe-DALe(ジェダール、Generic Document Auto Layout Engine)は、様々なデータベースやレイアウトアプリケーションと連携できるMac OS Xに対応した自動組版ツールであり、InDesign、QuarkXPress、Illustratorの3つのスタンダードアプリケーションに対応している。多彩なコネクションや豊富な機能、低価格が魅力でありDTP制作の効率化に、新たな可能性が見える。


(概要報告はJagat Info 2006年6月号,詳細報告はテキスト&グラフィックス研究会会報 Text & Graphics No.244に掲載しています)

(テキスト&グラフィックス研究会)

2006/06/09 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会