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印刷関連市場、資材統計から見る景況

市場動向

2006年2月の書籍・雑誌販売金額前年比は0.8%であった。9月以降6ヶ月ぶりで前年を上回った。書籍は3.2%増だが、「教養新書を中心に安い値段の本が売れており、販売部数ベースでは7.5%と大幅に伸びている」(出版月報2006年3月号)という。新刊点数は前年比6.9%増で、返品率も0.7ポイント増加している。雑誌は▲1.3%で6ヶ月連続のマイナスである。月刊誌はコミックスや女性誌などは好調で前年並み(0.1%増)だが、週刊誌は相変わらず悪く2月は▲6.4&%であった。

2月の広告業売上前年比は▲0.3%であった。マス4媒体全体は昨年10月以降5ヶ月連続の前年割れ(▲0.4%)である。新聞(1.3$増)、雑誌(1.6%増)は良かったが、テレビが▲0.9%で全体の足を引っ張った。テレビは5ヶ月連続で前年を割り込んだ。SP関係では、折込・DMが▲12.6%と大幅に落ち込んだ。このような大幅なマイナスは今までになかったことである。他の資料を見て判断すると、DMの落ち込みが主要因と思われる。SP/PR/催事企画が6ヶ月ぶりに前年を割り込んだ(▲4.5%)。

仕事の状況

2月の一般インキの出荷販売量前年比は0.8%増であった。主役の平版インキは▲0.2%でほぼ前年並みであった。平版インキは12月に3ヶ月ぶりに2.4%増と前年を上回ったが、1月は▲4.9%となり、2月も若干だがマイナスになった。それでも、一般インキ全体としてプラスになったのは、グラビアインキが3.1%増と好調だったからである。グラビアインキの出荷販売量は平版インキの約8割の水準にある。樹脂凸版インキはこの5ヶ月、一進一退で推移している。

2月の印刷情報用紙の国内出荷高前年比は2.4%増であった。情報用紙は0.9%増で、印刷用紙もすべての分野で前年を上回った。
塗工用紙は、軽量コートが5.5%増と好調で、コート紙も3.1%増で1月よりも伸び率が高くなっている。微塗工印刷用紙は3.7%増と相変わらず順調に伸びている。非塗工用紙は2月は全円を上回った。上質紙が6.0%増と大幅に伸びたからである。
情報用紙では、フォーム用紙が▲3.1%であった。PPC用紙の需要が伸びている(5.7%増)。

(「JAGATinfo 2006年6月号」より)

2006/06/19 00:00:00


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