JAGAT Japan Association of Graphic arts Technology


本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

クロスメディア効果を再検証する 【クロスメディア研究会特別セミナー】 ――Web×他メディアの組合せは有効か?――

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「クロスメディア」という言葉がさまざまな場面で使われるようになったが、そのの捉え方は一様ではない。


JAGATが2010年2月に実施したアンケート調査によると、会員企業におけるクロスメディアの捉え方は、「紙とネットを組み合わせたコンテンツ展開」(62.1%)がもっとも多く、次いで、「メディアミックス(異メディアの連携利用)」「複数メディアによる付加価値を与えるソリューション」(ともに49.8%)、「ワンソースマルチユース(多出力媒体展開)」(49.3%)となり、印刷業界のなかでもクロスメディアに対する認識が一様でないことが明らかになった。

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(JAGAT クロスメディアアンケート調査結果より)

クロスメディアは、複数のメディアを組合わせるという点ではおおむね共通であるが、時系列的な展開のしかたや生み出す効果などによってさまざまな捉え方がされている。たとえば語学番組「リトル・チャロ」を制作しているNHKエデュケーショナルでは、「コアコンテンツ」と呼ばれる中心的なコンテンツを制作し、それをTV、Web、ケータイなど、それぞれのメディアに同時展開することを「クロスメディア」と捉えている。

本セミナーでは、「クロスメディアとは何か?」「クロスメディアは本当に効果があるのか?」を明らかにする目的で、それぞれ異なる立場でクロスメディアに関わる3社よりお話を伺う。

客観的評価が難しいクロスメディア効果について定量的な測定・分析をおこなっている野村総研の塩崎氏、「クロスメディア」を謳った番組制作に取り組むNHKエデュケーショナルの長野氏、生活者視点からクロスメディア・コミュニケーションを読み解く文殊コンサルティングの岩見氏よりのプレゼンテーションを通じて、クロスメディアが生み出す効果について考察を深めていただきたい。

開催日程・開催時間

2010年07月09日(金) 14:00-17:00(受付開始:13:30より)

詳細

「クロスメディアで変わる広告」

NRI 塩崎氏
株式会社野村総合研究所
上席コンサルタント サービス事業コンサルティング部
塩崎 潤一氏


シングルソースデータを用いてクロスメディアの効果を 測定することで、真のクロスメディアの効果を検証。
主に紙媒体を中心に、他のメディアと重なった場合の効果や、 顧客ステップの中でどのような効果があるのかなどを 検証することで、クロスメディアの役割を整理する。

(講師略歴)
塩崎 潤一(しおざき じゅんいち):

1990年野村総合研究所入社。現在、サービス事業コンサルティング部にて、インサイトシグナルという広告効果測定の事業を担当。専門分野は広告・販促、マーケティング戦略立案、生活者の意識・行動分析など。


「クロスメディア番組「リトル・チャロ」の取組み」

NHKエデュケーショナル 長野氏                     日本放送協会(NHK) 
大型企画開発センター 
チーフプロデューサー 
長野 真一氏


・NHKのクロスメディアの取り組み

-NHKが位置づけるクロスメディアとは?

・英語番組「リトル・チャロ」のクロスメディアの仕組み
-リトル・チャロとはどのような番組か。
-リトル・チャロはどのようにメディアを使い分けているか
-クロスメディアの結果と効果

・語学とクロスメディアの親和性
-語学はクロスメディアの効果が高い!

・クロスメディア制作の困難
-チームが巨大でコンセプトの維持が大変
-修正するときには大慌てに

・クロスメディアの将来
-メディアをまたがるプロデューサーが必要性に

(講師略歴)
長野 真一(ながの しんいち):

NHK語学番組「リトル・チャロ」の統括プロデューサー。 平成元年NHK入局。歴史番組や語学番組を担当。主な担当番組に「堂々日本史」「その時歴史が動いた」「英語でしゃべらナイト」「トラッドジャパン」「ニュースで英会話」など。現NHKエデュケーショナル語学部・部長。


「次世代クロスメディア・コミュニケーション」

文殊コンサルティング 岩見氏
有限会社文殊コンサルティング
代表取締役 コミュニケーションデザイナー 岩見 周介氏

情報の受け手である消費者/生活者の視点からクロスメディア・コミュニケーションを再考する。いくつかの事例から効果指標(KPI)設定~効果検証の実際を見て、次世代の方向性を探る。

(講師略歴)
岩見 周介(いわみ しゅうすけ):

(株)マッキャンエリクソンにてメディアバイヤー、メディアプランナーとして、コカ・コーラ、ユニリーバ、アメリカン・エキスプレスなどを担当後、同社社内情報システム開発プロジェクト専従メンバーとなる。その後、同社プランニング本部にて、メディア・プランニングツールの開発、消費者リサーチの設計・分析、ナレッジ・マネジメント等担当の部長職を歴任。2005年5月 (有)文殊コンサルティング設立。同社代表取締役。マスメディアおよびインターネットを中心としたマーケティング・コミュニケーションやITを活用した社内コミュニケーションなどを支援する、コミュニケーションデザイナーとして活躍中。

※内容は変更することがございます。あしからずご了承ください。

申込要項

<会場>

社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)


<参加費>

一般・JAGAT会員 5,000円(税込)
クロスメディア研究会会員・クロスメディアエキスパート有資格者 無料


<要項>

※お申込は、JAGAT Web会員の登録が必要です(無料)
新規Web会員登録はこちら

参加申し込みはこちら(ショッピングカートへ移動します)
一般・JAGAT会員はこちら(有料)

クロスメディア研究会会員・クロスメディアエキスパート有資格者はこちら(無料)

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こちらから

[FAXよりお申込]
申込書 に必要事項をご記入のうえFAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。

■参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。 代わりの方のご出席をお願いします。

  • 口座名:(社)日本印刷技術協会
  • 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

■問い合わせ先
内容に関して
研究調査部 クロスメディア研究会担当   電話:03-3384-3113(直通)

お申し込み及びお支払に関して
サービスサポートセンター   電話:03-5385-7185(直通)

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