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デザイン基本セオリーと制作テクニック2日間実践講座(大阪開催)

開催日時

2007年1月25日(木)〜26日(金) 2日間とも10:00〜16:30

根拠あるデザイン、そして効果が出るデザインのために

昨今クライアントは商業印刷物の費用対効果へ大変シビアな目を向けるようになり、印刷部数のみならず、デザインや制作部分に於いても大きな影響が現れ始めています。
クライアントが商業印刷物に求めるのは芸術作品ではありません。売りたい商品等伝えたいメッセージを伝えたいターゲットに的確に伝えることが目的なのです。
そのためには、クライアントの印刷物に込める狙いを明確に理解し、その目的を実現するデザイン・制作能力こそが必要なのです。勘やセンスに頼り、仕上がりの品質を半ば偶然に頼ってるようではプロとは云えません。ましてDTPソフトの機能熟知はデザイン能力とは全く違うのです。
印刷物の設計に於けるデザイン・制作には基本セオリーがあります。このセミナーではデザインコンセプトの立案から誌面設計の考え方、文字・画像等構成要素の取り扱い等、デザイン表現に必要な基本設計セオリーを確実に修得していただき、根拠あるデザイン、クライアントが納得するデザイン、そして効果が出るデザインのために必要な能力を身につけていただきます。
印刷会社の若手〜中堅デザイン担当者、ディレクター、DTPオペレータの方々に是非受講いただきたい講座です。

カリキュラム

1.デジタル環境下のデザイン工程

● デザインコンセプトの立案とその具体化
−情報の分析と再構築→表現
−表現と情報内容の一致/不一致
−メディアの特徴
*メディアが異なればデザインも変わる
−良い誌面設計/悪い誌面設計
2.制作効率upのためのデザイン・制作設計の基本セオリー
● 写真
−写真原稿のサイズと種類
*カメラの種類と主な用途
(アナログ/デジタル)
*素材集CDの利用と著作権
−写真の性質を活かすトリミング
*トリミングは情報操作である
*写真には方向がある
*落ち着きサイズ
−レイアウト上での写真の取り扱い

● 色
−色彩と心理
*基本事項の確認
*仕事にすぐ使える色環(イッテンの色環)
−配色バリエーションを的確に合理的に使う
*コンセプトにあった根拠ある配色のために
*色の調和と対比
−根拠ある適切な配色の考え方

● アイデアの具体化と展開
−バリエーション展開
*変化の仕方の演出
*数学的比率・数列の活用
−パターンの活用によるバリエーション展開

● レイアウトとページネーション
・レイアウトの基本設計と心理的効果
−ページに働く心理的効果
・段間隔とマージンの決め方
−情報の性質に合わせた段組選び
** 段組の視覚的効果
−プライオリティに合った文字選択
** 合理的なウェイト、ジャンプ率、フォントの決定
・レイアウトシート活用で効率的な制作を
−レイアウトシートの作成と運用

講 師

和田義徳氏
(グラフィックデザイナー、日本デザイン専門学校講師)
JAGAT刊「新 印刷メディアの基本設計」著者

会 場

大阪印刷会館 4階・会議室(JR環状線「桜ノ宮」駅徒歩5分)

共 催

社団法人 日本印刷技術協会
大阪府印刷工業組合

参加費(1名様・消費税込)

テキスト「新 印刷メディアの基本設計」を含みます

JAGAT会員・大印工組合員 36,000円
一般 39,000円

お申込み&お問い合わせ

申し込みの請求,内容の問い合わせは下記へご連絡ください。

社団法人日本印刷技術協会 西部支社 田口
Phone: 06-6352-6845/Fax: 06-6353-5020

または、 申込書 を出力して FAX(06-6353-5020)にてお申し込みください。
参加証をご連絡担当者宛にFAXにてお送りいたしますので、参加当日ご持参下さい。

申込先
社団法人日本印刷技術協会 西部支社 (FAX:06−6353−5020

*参加費は開催日の2日前までに下記へお振り込みください。

銀行振込:りそな銀行 都島支店 (普)0233101
郵便振替:00920-9-12799
口座名:社団法人 日本印刷技術協会
住所:〒534-0027 大阪市都島区中野町4-4-2

*お申込受付後の取消はお受けできませんので、御都合が悪くなった場合、代理の方の出席をお願いします。

2006/12/19 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会