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JMFによるメッセージ交換

JMFとは、Job Messaging Formatの略称で、MISと生産設備、ないしその制御システム間でコミュニケーションを行うときに用いられるデータ書式である。JMFは設備からの進捗報告に使われ作業日報の代わりになるというイメージが強いが、実は多様な情報交換が可能であり、大きくわけて以下の6種類がある。

展示会で見られるJDFワークフローのデモでは、しつこいくらいに生産設備(特に印刷機)から進捗報告があがってきて、リアルタイムで稼動状況が見られますというパターンが多いが、報告するタイミングや内容については、MIS側で設定することができる。定期的、定量的、あるいは何か作業条件が変わったときというような条件設定が可能である。作業の状況報告を求めるJMFファイルの例を以下に示す。

将来的にはJMFを利用して、JDF対応デバイスのプラグ&プレイの実現やMIS(生産管理システム)とデバイスとが対話しながら臨機応変なスケジューリングやルーティング(機械取り)が実現できる可能性がある。

○参考情報
PAGE2007コンファレンス  MIS/JDFトラック  E1-E3セッション

PAGE2007コンファレンス  MIS/JDFトラック  E4-E6セッション

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2007/01/24 00:00:00


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