本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

News Clip (200001)

■DNP,新潮社と音声Web有料サービス開始

 大日本印刷は新潮社と共同で,インターネットで文芸作品の朗読などの音声コンテンツを有料で提供するサービス「SSweb」(http://ssweb.ne.jp/)を開始する。
 両社は99年4月から無料のデモサイトを運営,著名俳優らが朗読する名作文学や『源氏物語』講演などを試験的に提供してきた。
 同11月,新会社「サウンドシェルフ」を設立,「SSweb」をスタート。朗読,講演に加え,インタビュー,対談,落語・演芸,各種講座など約150タイトル。会員登録すると月額1000円(予定)で聴ける。サイト上の申し込みで即刻利用可能。


■サカタインクス,東洋インキと業務提携

 サカタインクスと東洋インキ製造は生産,ロジスティクス,デジタル関連事業および国際事業に関して業務提携した。
 商業用平版インキ,ゴム凸版用インキの一部製品の生産と中間製品の相互利用を行う。
 また,両社の子会社,インクステクノ物流と東洋ロジテックを合併,輸配送機能を統合し,物流費用の削減や容器リサイクルによる省資源化,環境問題などに対応する。
 デジタル関連事業では関連製品を相互活用,製品開発機能の協力関係を構築し,印刷システムや機材・ソフトの新規開拓を進め,収益性のある事業を目指す。


■宝印刷,ソフトバンクと業務提携

 宝印刷は,ソフトバンク・ファイナンス・グループとの間でIRを中心としたディスクロージャー分野で業務提携した。
 ナスダック・ジャパンなどに公開を予定している企業を会員にもつソフトバンク・インベストメント社が窓口となる。
 同社は,宝印刷のIR専門子会社「フィナンシャル・メディア」の業務拡大への協力を進めるとともに,「インターネットを通じたIR業務」を新たに事業の柱に加える。
 また,宝印刷はソフトバンク・インベストメント社の株式公開支援業務に対し協力。将来は両子会社株式の相互保有を検討する。


■凸版,フォト通帳システム開発

 凸版印刷は,金融機関向けに通帳の表紙にオリジナル写真を転写する「フォト通帳システム」を開発・発売した。
 スキャナやデジタルカメラから取り込んで画像処理を行い,転写用紙に出力し,通帳上に転写するもの。
 デスクトップパソコン,スキャナ,プリンタなどからなるシステム構成であるため,支店での発行も可能。
 フレーム画像との合成や写真の拡大縮小が自由にできる。操作時間は1冊当たり2〜3分。オリジナル性を重視した通帳の提供により,消費者ニーズに結び付け,優良顧客の固定化や新規顧客獲得を支援する。


■図書館流通センター,印刷・製本参入

 書籍取次の図書館流通センターは1月から,デジタル保存された書籍データを基に,必要な部数だけ印刷・製本する仲介事業に参入する。
 同センターは公共図書館や大学図書館から注文を受けたものの,市中に在庫のなかった書籍のリストをデータとして保有している。
 このデータに基づき,人文・社会系書籍の出版社を中心に原書データの提供を交渉,図書館向けにサービスを開始。
 絶版や品切れ,出版部数が少なくて入手できなかった書籍や全集のうちで欠けた本など,需要は大きいという。印刷・製本作業は日販,トーハンに依頼。


■紙とデジタルを融合した画像入力デバイス

 日立製作所は,紙面に印刷された文字やパターンを小型カメラで取り込み・認識し,関連情報をパソコン画面上に表示する画像入力デバイス「リンクスティック」を開発,発売する。
 約35万画素のCCDカメラを取り付けたペン型デバイスで,VGA(640×480ドット)の解像度で静止画・動画をパソコンに取り込める。
 紙メディア上の情報を動画や音声などを使ったマルチメディアコンテンツにリンクさせるツールとして開発。また,文字認識ドライバを搭載,キーボード入力の代わりとしても使用できる。価格は2万3000円(税別)。


■ネット利用の電子書留サービス

 東洋情報システムは,インターネットを利用し,書留郵便に相当する電子メールサービス「ウェブポストマン」を1月から開始する。
 通常の電子メールと異なり,送り手は受け手が文書を受け取って読んだ時期を確認でき,送信記録も残せる。
 米国ネット関連サービス会社と技術提携,高度なセキュリティ機能を盛り込み,重要文書でも安全に送信。新規のシステム構築も不要で企業内パソコンから送信可能。
 1通当たりの送信費用は50〜100円。金融機関やネット事業者などが主な対象。郵送などに比べ,コスト・労力を低減。


■雑誌古紙100%の段ボール用紙開発

 王子製紙は,ソニーと共同で雑誌古紙を100%使用した無漂白の「美粧ライナー」(段ボールケース用表層紙)を開発した。
 これまで美粧性を求められる場合は漂白パルプなどを用いた白ライナーが使われてきたが,環境問題への対応から,従来使われてこなかった雑誌古紙を100%使用。
 さらに脱墨,漂白,着色といった,強い薬品を使う工程を伴わないため,環境負荷の低減を実現している。
 色調はライトグレー。当面はソニーの欧州向けスピーカーのパッケージに採用。王子製紙では今後,他メーカーにも採用を働きかける。


■個人予定を管理するWebサーバソフト開発

 共同印刷は,個人の予定を管理するWebサーバアプリケーションソフト「apoCale(アポカレ)」を開発した。
 電通テック,ガリレオゼスト,エルテックスと共同で開発,4社で使用ライセンスを販売(電通テックでは「AD DATE(アド・デート)」の製品名)。
 インターネットを利用してWebブラウザから自由に予定を書き込める。インターネットに接続されていればパソコンを選ばずに閲覧できる。
 また,希望の分野を登録しておくと,IP(情報提供企業)や広告主などからの情報が自動的に個人のカレンダーに表示される。


■DNP,中国文物のアーカイブ事業開始

 大日本印刷は,中国の政府系出版機関,文物出版社と中国文物データセンターの設立および運営,中国文物の版権有効利用の促進に関わる出版・印刷事業などの事業を共同で行う。
 中国文物の版権など知的財産の保護と有効利用を図ることが目的。同社には上海博物館でのデジタルアーカイブなどの実績がある。
 デジタルデータベース構築のほか,文物資料の使用許諾,貸与,新規撮影の受託業務,コンサルティング事業などを推進する。日本での窓口はDNPアーカイブ・コム。データベース構築準備や市場調査,試験事業を展開。


■凸版,ネット上のチラシ発注システム開発

 凸版印刷は,ユーザがインターネット上でオリジナルチラシのデザインや発注ができる「Webチラシ」システムを開発,販売を開始する。
 住宅建材業界や家電業界で多用される工務店・販売店・小売店ごとの小ロットチラシを,低コスト・短納期で制作。標準レイアウトを雛型としてデータベース化し,店名や地図,商品コピーなどを差し替えるだけで,チラシが作成できる。
 部数や品質に応じて出力機を選択できる。従来より低コストでオリジナル性の高いチラシを提供することで,チラシの新たな市場開拓をしていく。


■アップル,G4のラインアップ強化

 アップルコンピュータは,3Dグラフィック処理能力が40%向上した新グラフィックカードやデジタルビデオインタフェイス,Mac OS9を搭載したPower Mac G4の新ラインアップの販売を開始した。
 350MHzモデルを400MHz/450MHzモデルと同じアーキテクチャに変更したほか,15インチTFT液晶ディスプレイ,Apple内蔵Zipドライブ,Apple 56K内蔵モデム,グラフィックカードを発売。
 価格は350MHzモデルで19万8000円,15インチTFT液晶ディスプレイ13万8000円,Zipドライブ1万2800円など。


(出典:プリンターズサークル 2000年1月号より)

2000/02/01 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会